ServiceNow - onChangeチェックの落とし穴

概要

ServiceNowではフィールドに入力された内容をonChangeスクリプトでチェックすることができる。しかし、それには落とし穴がある。不正な値が入力されていてもフォームを申請することができる。
間違えた内容の申請を防止するにはonSubmitのスクリプトでも同じチェックをすることもできるが、正規表現を定義した方が簡単にできる。

onChangeチェックの例

次のスクリプトはフィールド「phone_number」の形式をチェックしている。正しくない場合はメッセージを表示する。

function onChange(control, oldValue, newValue, isLoading) {
    if (isLoading || newValue == '') {
        return;
    }
    try {
        var phone = newValue.replace(/\s/g, '');
        phone = phone.substring(0, 10);
        phone = phone.substr(0, 4) + ' ' + phone.substr(4, 3) + ' ' + phone.substr(7, 3);

        //var reg = new RegExp("^0[45][0-9]{2} [0-9]{3} [0-9]{3}$");
        var reg = /^0[45][0-9]{2} [0-9]{3} [0-9]{3}$/;
        if (reg.test(phone)) {
            if (newValue != phone) {
                g_form.setValue('phone_number', phone);
            }
        } else {
            g_form.setValue('phone_number', '');
            g_form.showFieldMsg('phone_number', 'Phone number should start with 0 and be 10 digits', "error");
        }

    } catch (e) {
        alert(e.message);
    }
}

実行例

しかし「Order Now」ボタンを押下すると間違えた内容で注文されてしまう。

正規表現

正規表現の定義

フィールドでの指定

実行

フィールドを入力した後にエラーメッセージが表示される。

「Order Now」ボタンを押下するとフォームにエラーメッセージが表示されて申請はされない。

以上