#ネットワーク管理での利点
- 従来ではネットワーク機器の設定を調べる場合は各機器にログインして情報を調べる必要があった。機器によりWebページから設定を行える場合もあるが、機器毎にログインして設定を行う必要がある。ServiceNow ITOMを利用することが一括してネットワーク機器の情報を取得することができる。
機器のモデル,製造元,シリアル番号など基本情報の他に設定されているインターフェース,VLAN,IPアドレス,ルーティングテーブル,ACLなどの設定をServiceNowから閲覧することが可能。 - ServiceNowはマルチベンダー対応。複数社のネットワーク機器を一括管理することが可能。
- 設定の変更管理ができる。従来では障害が発生した場合はだれかがどの設定を変更したのかを探す必要がありました。ServiceNowは設定情報をデータベースに登録しているため、以前の設定を比較することがどの設定が変更されたかを調べることがでる。
- ServiceNowは機器の関連情報も取得する。どの機器を接続しているのかを知ることができる。ネットワーク構成が変更された場合は新しい構成を検出することができる。
- 接続している機器情報も管理しているため、アラートが発生した場合に問題が発生した可能性が高い機器からのアラートのみからインシデントを作成することが可能。
- 従来ではイベント及びアラートを管理していたが、ServiceNowではインシデントで管理することができる。イベントをフィルタを掛けてアラートを作成して、更にフィルタを掛けてインシデントを作成するため通知を少なくできる。
- 機器の履歴情報を閲覧することができる。インシデントは機器と紐づいているため、過去のインシデントを閲覧することが可能。インシデントが頻繁に起こる機器を特定して入れ替えることを検討できる。
- ネットワーク機器及びサーバの他にサーバで可能しているアプリケーション及びサービスもITOMで管理することが可能
- ネットワーク機器での障害がどのアプリケーション及びサービスに影響を与えるかを把握することが可能。アプリケーション及びサービスのダウンタイムにより発生するコストを算出することで、どの機器及びネットワークサービスに投資するかがベストだか判断することができる。
- インシデントが発生した場合に自動的に処理を実行することが可能。例えば自動的にネットワークの切り替えるとか。
- ネットワーク管理に使われている作業とその時間を測定することができる。多くの時間を使われている作業を特定して、効率化を検討することが可能。また、以前と効率化した後の時間を比較して数量的に効果を計ることが可能。⇒ネットワーク管理コストを削減することが可能。
#纏め
- ITOMなしでも手動でインシデントを作成することは可能
- ServiceNow以外にもネットワーク機器管理を行うツールは多くある。こららのツールは機器情報やイベント/アラート情報を収取することはできる。ServiceNowはそれに加えてビジネスへの影響、コスト削減、投資効果などの算出を支援するツールがある。