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Proxmox VEにWindows11をインストールしてみた

Last updated at Posted at 2025-06-22

はじめに

今までProxmox VEでサーバーを構築してきて、新たに仮想マシンを作成する際に毎回設定値を忘れてしまって既存の環境と設定値が異なっていることがありました。
なので自分が見返す用に記録を残すことにしました!

折角なので情報共有として、Qiitaを使わせてもらうことにします!

  • Proxmox Virtual Environment 8.4.1
  • virtio-win-0.1.271
  • Windows11 Pro 24H2

インストールについては公式サイトが公開しているガイドに従って実施する。
Windows 11 ゲストのベストプラクティス

事前準備

■Windows VirtIO ドライバー
ガイドに従いWindows VirtIO ドライバーをダウンロードし、Proxmox VEのストレージにISOイメージをアップロードする。
■Windows11
公式サイトに従いWindows 11 をダウンロードし、同様の手順でISOイメージをアップロードしてください。

スクリーンショット 2025-06-22 145125.png

本環境では事前にアップロード済のため、詳細な手順は割愛しますが、画像のように一覧に表示されていれば準備OKです。

仮想マシンの作成

準備が完了したら、仮想マシンの作成を始めていく。

「全般」の項目では以下の画像のように任意でノード、VMID、名前を設定する
image.png

「OS」の項目では以下の画像のように設定する。
image.png

「システム」の項目では以下の画像のように設定する。
image.png

「ディスク」の項目では以下の画像のように設定する。
image.png

「CPU」の項目では以下の画像のように設定する。
image.png

「メモリ」の項目では以下の画像のように設定する。(画像では4GBになっていますが、推奨は8GB以上です。)
image.png

「ネットワーク」の項目では以下の画像のように設定する。
image.png

一覧に作成した仮想マシンが表示されたら完了です。
image.png

仮想マシンの起動・Windowsのインストール

仮想マシンの一覧から「コンソール」タブに移動し、画面中央の「Start Now」を押して仮想マシンを起動する。
image.png

WindowsについてはVirtIO ドライバーの部分のみ説明します。

Windows11をインストールする場所の選択について、適切なドライバが無いためディスクを認識していない。
そのため、ドライバーをインストールしてディスクを認識させる。

1.Load Driverを選択する。
image.png

2.「参照」ボタンを選択して、VirtIOドライバがマウントされているドライブを選択し、vioscsi\w11\amd64を選択して「OK」をクリックするとRed Hat VirtIO SCSI pass-through controllerが表示される。
表示されたら、「インストール」をクリックする。
image.png

インストールガイドでは、Redhat VirtIO Ethernet AdapterVirtIO Balloon Driverも合わせてインストールする手順になっているが、Windows11インストール後にも可能なため、本手順ではスキップする。

ドライバーインストール後にディスクを認識していたらOKです。後続の作業を実施してください。

以下の画像はWindows11インストール完了直後の様子です。
image.png

Qemu Geust Agent等のインストール

Windows11のインストールが完了したら、以下の3つを導入します。

  • 不足しているドライバーとサービス
  • Qemu Guest Agent
  • VirtIO-win guest tools

不足しているドライバーとサービス

VirtIOドライバのISOがマウントされているドライブを開き、virtio-win-gt-x64.msiを実行すればOKです。
↓インストール前
image.png

↓インストール後
image.png
デバイスマネージャーに表示されていたエラーが解消されましたね!

Qemu Guest Agent / VirtIO-win guest tools

Qemu Guest Agentは

  • ACPIコマンドやWindowsのポリシーを当てにすることなくゲストOSを適切にシャットダウン
  • Proxmoxでバックアップやスナップショットを作成する際に、ゲストOSのファイルシステムを一時中断し一貫性を向上
  • スナップショット後などで、ゲストOSが一時停止から再開する再にハイパーバイザと直ちに時刻同期

といった目的に使われることみたいです。

VirtIOドライバのISOがマウントされているドライブを開き、virtio-win-guest-tools.exeを実行し、OSを再起動したらOKです。
image.png

さいごに

既存の環境はガイドを参照せずにえいや!で作った環境(別に不便は感じてない)なのでこれを気に見直して行こうと思います!

本環境は、Proxmox VEの管理コンソールの接続にcloudflare tunnelを経由している関係か管理コンソールからの操作はカックカクです。(IPアドレスを直接打って接続していても少し楽になるくらい)なので、RDPの設定を行い、作業端末から作業を行うことを推奨します。
(たまにマウスもおかしくなります)

仮想マシンの設定はあくまで参考程度にしてください。

初の記事投稿なこともあり、見づらい部分/分かりづらい部分あったと思いますがご容赦ください。
今後も自身のナレッジ置き場・環境構築として、投稿していきます!
(ジャンルはProxmox VE 、 AWS 、 Windows 、 Linux 、 AI関連)

参考

Proxmox Virtual Environment
Windows 11 guest best practices
Windows VirtIO ドライバー
Windows 11 をダウンロード
Windows VirtIO Drivers
Performance Tweaks
Qemu-guest-agent
Virtioと完全仮想化・準仮想化

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