はじめに
本記事は、QuickSightでのperiodOverPeriodLastValue関数を利用した際に日付型でフィルターを掛けたとき一部数量が表示されない事象をテストデータを用いてQuickSight上で再現しつつ回避策を記載していきます。
事象
以下のようにperiodOverPeriodLastValue関数を使い、年月でフィルターを掛けた場合、開始月・年の前月・前年数量が表示されない事象が発生します。
回避方法
上記事象を回避するには、クエリパイプラインのどこでフィルタが行われるかを操作する必要があります。そのため、フィルターにテーブル計算を使用することで、計算が行われた後にフィルタリングが行われます。以下より、詳細の手順を記載いたします。
①以下の計算式を使い、新規で計算フィールドを作成します。
minOver(min({日付型}), [{日付型}])
②作成した計算フィールドを使い、フィルターを掛けることで表示されなかった数量が表示されるようになります。
参考文献
この記事は以下の情報を参考にして執筆しました。
How do I superimpose a period over period in a visual without having the period that I’m comparing it to in the visual?
(https://community.amazonquicksight.com/t/how-do-i-superimpose-a-period-over-period-in-a-visual-without-having-the-period-that-im-comparing-it-to-in-the-visual/2537)
あとがき
本記事は、quicksightでレポートを作成していた際に上記事象が発生し、回避策に関する投稿があまりにも少なかったため執筆したのものとなります。
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