固定キーとは?
修飾キー (一般的に Shift、Alt、Control、Meta) が別のキーを入力またはマウスボタンをクリックする間有効な状態に維持する機能[1].MacやWindowsなどに標準搭載されている.
スティッキーキー(StickyKeys)とも言う.
機能
一回押した修飾キーは次のキーに反映される.
[Shift]+T, est
[Shift], test
2回押した修飾キーはもう一度その修飾キーが押されるまで固定される.
[Shift], [Shift], test, [Shift]
なんで固定キー?
ホームポジションが維持される
修飾キー(例えばShiftキー)を押しながら入力する時,指がホームポジションからずれてしまうため,標準運指が使えなくなる.
固定キーを利用すると,修飾キーを押し続ける必要がなくなり,ホームポジションを維持できるため,記号や大文字であっても標準運指で入力することが出来る.
複数の修飾キーを同時押しする場合(ctrl+shift+N)にも有効.
使い方
[Shift], upper, [Shift], camel, [Shift], case
単語の始まりに[Shift]キーを入力すれば良い.
[Shift], [Shift](キーの固定), snake-case, [Shift](固定解除)
大文字を入力する前にキーを固定し,入力が終わったら固定解除すれば良い.
⇒CapsLockキーが必要なくなる.
[Shift], [Shift](キーの固定), 1234567890, [Shift](固定解除)
※USキー配列の場合
モードを切り替えて入力するVimみたいな使い方が出来ると考えればいいかもしれないです.
スマホの入力も固定キーの場合があるので実は慣れ親しんだ入力方法であったりするわけです.
日本語で検索してもあまりヒットしないので今回投稿させていただきました.
無茶に修飾キーを押して指に負担をかけていると思った場合や,気づいたら手の位置がホームポジションからずれている,と思った場合に利用してみると改善されるかもしれません.
海外では一部で使われているようです(参考[4]).
多くのOSで固定キー用意されているのがいい点と感じているのですが,Windowsではたまに固定キーが解除されない場合があり,結局OSを選んでしまうのかもしれません.
参考
[1] スティッキーキー (StickyKeys) (OpenWindows ユーザーズガイド)
[2] 標準運指(基本打ち)|タイピング練習所
[3] [命名規則 (プログラミング) - Wikipedia] (https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%91%BD%E5%90%8D%E8%A6%8F%E5%89%87_(%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B0)#.E5.A4.A7.E6.96.87.E5.AD.97.2F.E5.B0.8F.E6.96.87.E5.AD.97.E3.81.A8.E6.95.B0.E5.AD.97)
[4] [TIP] How “sticky keys” can make key combinations easier to press | 9to5Apple