この記事は琉大 Advent Calendar 2020の12/15分の記事です。
(そして琉大 Advent Calender 2019の12/21分の記事の2020年 Ver.です。手抜きともいう)
この時期ぐらいから年度末にかけて起こりそうなことで、怖いこと
- 論文やレポート作成中にPCが壊れる
- PCの中のゴミファイルを掃除してたら、間違って必要なファイルを消してしまった
Macの場合、TimeMachineでバックアップしておくことで、こういったときにバックアップからファイルを復元できたりします。
外付けHDDを常時繋いでおけばそれでいいですが、常時接続は何かと面倒なので、ネットワーク経由でしてほしいなと
Macをネットに繋いでおくだけでバックアップしてくれるようにもなるし...
TimeMachineを用いてネットワーク経由でバックアップするのに必要なもの
- Unix・Linux系サーバー
- Macの容量以上のストレージ
- Samba バージョン4.8以降
ハード面に関しては自宅サーバーをやったことがある人や研究室に余っているPCがある人なら、既にこの環境整っている人多そうだなと思います。(Raspberry Piとかを使ったら1万円でお釣りがきそう...
ソフトに関してはCentOSならCentOS 7以降、Ubuntuなら20.04 LTS以降の場合はクリアしてます。(Ubuntu 18.04 LTSの場合はイメージのベースがubuntu:focalやalpine:latestなdockerイメージを使えば大丈夫だと思います。)
ちなみに去年の記事ではAFP(netatalk)を用いたやり方を紹介していますが、Appleは2018年8月以降 SMB(Samba)を用いるように推奨しています。(Apple、Time MachineバックアップをサポートするネットワークボリュームからAFPを削除し、「Time Machine over SMB」のNASへ変更。 | AAPL Ch.)
SambaをTimeMachine対応にしていく
avahiをインストール(
sudo yum install avahi
やsudo apt install avahi-daemon
などを実行)して、有効にするSambaをインストール(
sudo yum install samba
やsudo apt install samba
などを実行)設定ファイルの変更
追加する設定は以下の通り
[TimeMachine over SMB] # エクスプローラーやFinderでの表示名
comment = TimeMachine Folder # コメント
path = /mount/backup # 保存先
writable = Yes # 書き込みできるようにする
browsable = Yes # Windowsのエクスプローラーなどに表示する
fruit:time machine = Yes # TimeMachineを有効にする
fruit:time machine max size = 1T # TimeMachineで使用する最大容量
保存したら、sambaを再起動します
後はAppleのサポートの記事の手順に従って設定してください。
最後に
明日の担当はHardwolfさんです。