はじめに
ここでは、 ブレッドボード について解説します。
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※本ページは実験のテキストです。
ブレッドボード
本実験で使用するArduinoスターターキットでは,Arduino本体の横に『ブレッドボード』が付いています.
参考URL:wikipedia "ブレッドボード"
ブレッド・ボード(食用のパンの板)という呼び方は最近使われているもので,
筆者の時代には「ソルダーレス・ボード(ハンダ付け不要ボード)」と読んでいました.
ジャンパー線を差し込むだけで電子回路が作れ,すぐに実験ができるので,
「ハンダ付け不要ボード」や「プロトタイピング・ボード」の方が意味としてはしっくり来るのですが,
何故か「パンのボード」で通じるのが電子工作の世界なのです...
ブレッドボードの構造
ブレッドボードの表と裏を見比べてみましょう.
裏側には金属板があり,どこが繋がっている(=通電する)のか一目で分かりますね.
ブレッドボードは,一般的に以下の仕様になっています.
- 赤線が引かれている部分には電源のプラス端子を接続する
- 青線が引かれている部分には電源のマイナス端子を接続する
- 実際の配線を行う領域は, 溝 に対して直行する方向に繋がっている
溝の左右は繋がっていません.
というのは,下図の様にICを置いた時に,もし溝の左右が通電する仕様になっていたらICが壊れてしまいます.
赤丸同士は通電しますが,赤丸と青丸とは絶縁していなければなりません.
配線例
LEDや抵抗の両足をショートする使い方はありません.
ICの右側と左側をショートさせて使うのならば,最初からこんな形に作る必要がありません.
様々なブレッドボード
ブレッドボードには様々な種類がありますが,「+ーの電源用のエリア」「溝のあるエリア」のルールは皆同じです.
おわりに
今回はブレッドボードの説明をしました.
ブレッドボードは両面テープが貼られて板に貼り付けられている事が多いです.
裏側を見る機会はなかなか無いのですが,見れば一目で構造を理解できますね.
「百聞は一見に如かず」です.
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