Qiita初投稿です。
個人的なメモ、感想を書いているので
誤字脱字や話の逸脱があるかと思いますがご容赦ください。
2019年9月現在、私は2年目のエンジニアですが新卒1年目(2019/01)にLPIC3を取得しているので、
これからLPICを取ろうと言う方の為に参考になればと思い、学習した結果や内容をあくまで個人的な感想としてまとめてみます。
本記事で私が伝えたいことは以下の通りです。
- とにかく暗記ゲー。LPIC3を取得しても最高レベルの技術力を持つ専門家になれるわけではない
- Linuxって何? 黒い画面難しそう~って方はLPIC1を学習することを勧めるが、2以上は推奨しない
LPICとは
そもそもLPICとはなんぞやと言う方の為に概要を貼っておきます(コピペ)
正式名称は「Linux技術者認定試験(Linux Professional Institute Certification)」であり、Linux技術者としての技術力を認定するIT資格です。
LPIC3を取得すると高度なスキルを学習できるのか!と思い自分は学習しました。
レベル3(Level3、LPIC-3)
それぞれの分野で高度なスキルを保有するエンジニア向けの資格であり、取得には十分な知識と実務経験が必要になります
3を受験する為にはまず1、2の試験に合格しなければ受験資格をもらえません。
また、1、2はそれぞれ101、102、201、202と別れているので計4つの試験に合格する必要があります。
それぞれの受験費用をみてみましょう。
試験項目 | 金額 |
---|---|
101 | 15000 |
102 | 15000 |
201 | 15000 |
202 | 15000 |
300 | 30000 |
すべての試験に合格する為には最低でも税込で10万近くかかりますね。
試験費用は全て会社負担でしたので受験しましたが、自腹だったら間違いなく受験しようとは思わない値段です。
これから取ってみよう思う方はまずはお財布と相談から!
資格取得目的と学習時間
大前提として1年前の投稿者のスペックです。
- 文系大卒。学部は教育()
- Linuxの「リ」の字も知らない
- 所有PCは大学で購入したWindowsノートPC(まともにWordも使えないスペック)。論文を書くためだけに存在していた。
酷すぎて笑っちゃいますね。
こんな奴でも1年目で取得しているので真面目に学習すればだれでも取得できると思います。
LPICを取得した目的として、Linuxを知りたいと思ったことが第一です。
当時は「VirtualBox」や「Docker」など知っているわけもなく、とにかく勉強するなら資格だ!と思いたどり着いたのがLPIC。
完全に文系脳ですね。
Linuxの登竜門とも言われているらしいから自分にはちょうどいいと思ったのがきっかけです。
学習時間ですが、上記URLのサイトには以下のように参考として書いてあります。
グレード | 勉強時間 |
---|---|
レベル1 | 1か月~3か月程度 |
レベル2 | 3か月~半年程度 |
レベル3 | 半年~1年程度 |
あくまで一つの指標として書かれていますが実際はこれほど時間はかかりません。
私の学習時間は以下の通りです。
ただ、この学習時間は資格取得を第一の目標としており、実際の試験内容に出るようなサーバを構築したりコマンドを打って学習しているわけではありません。
グレード | 勉強時間 |
---|---|
レベル1 | 1か月と1週 |
レベル2 | 2か月 |
レベル3 | 1か月 |
朝早起きして1時間、通勤時間往復1時間30分を利用して学習していました。(土日も復習などはしていた気がする)
ある程度Linuxに大して知識がある方ならもっと早く取得できると思います。
試験の難易度ですが、
レベル2 >>>>>>> レベル1 ≒ レベル3
位だと思って頂いて大丈夫です。
レベル2が他のグレードに比べ圧倒的に暗記する量が多く、特に202は1度はモチベーションが下がるほどの暗記を要します。
3は1と同等、もしくはそれ以下の内容なので深く構える必要はないです。
レベル2を合格した方であれば大して覚えることないじゃんと思うほど難しくありません。(300を受験した感想です。他はわかりません。)
ただし、3に関しては1度の受験に3万かかるため、念入りに学習した方が良いと思います。
学習方法は Ping-t のみでした。
有料サービスですが、実際の試験と似たような問題が学習できること、試験チケット?を割安で購入できるサービスなどがあるのでおすすめです。
取得した感想
冒頭で記述した結論を簡単に掘り下げていこうと思います。
- とにかく暗記ゲー。...
言葉の通りLPICは気合いで暗記すれば合格可能な試験です。
LPIC3を取ったからといって技術力が身についたかと言われたら私は首を横に振ると思います。
普段使用しないようなものを一生懸命暗記しても人間すぐに忘れるものです。
全体を通して暗記しても不要ではないかという問題があるので少し煩わしく感じました。
特にオプション関係の問題がその一つです。
例えば、
xxx.xx ファイルを解凍するオプションはどれか
みたいな問題が出題されますが、正直言ってオプションなんてすべてを暗記するものではありません。
コマンドのオプションなんてLinuxを触っているうちに自然と覚えているものですし、忘れてもググれば秒で解決します。
試験のためだけに一生懸命覚えることは無意味とは言いませんが、オプション一つ覚える熱量があればもっと他に活用すべきだと思います。
次に、
- Linuxって何?...
と記述しましたが、Linuxを全く知らない方はレベル1を学習する価値はあると思います。
内容も初心者レベルにまとまっており、合格できたらある程度自分でコマンドなどを打てるようになっていると思います。
ただし、コマンドを暗記するだけの学習はやはり難しいので、「VirtualBox」を使用して仮想環境上でLinuxを立てて実際に打ってみるのが良いと思います。
インストール方法や使い方は割愛しますが、Qiitaにわかりやすい記事がたくさんあるのでそちらを参照してください。
レベル2からは多少専門的な領域の学習となり、学習した内容を業務で活かせない可能性が高いため、1を取得して余裕があったら受験することを推奨します。
ポンコツエンジニアのくせに調子乗って3まで取った結果業務で使用しないものはほぼ忘れました。
最後に
もう少しLinuxを理解した後に学習していれば見方が変わったのかな~なんて思っています。
LPICの文句みたいな記事となってしまったので良いところも何点か!
- Linuxシステムの概要を一通り学べる
- 有名な資格なので取得したらなんだかんだ評価される
- 合格するとグレードごとに合格認証カード?みたいなものがもらえる(1は忘れた、2が緑、3が赤色)
今後取得される方がいらっしゃったら資格を取得することを目標にするのではなく、内容を理解しながら手を動かして学習してみてください。
そうすればきっと定着したスキルとして身につくはずです!
合格したエビデンスとなるものは気が向いたら乗せます。
今まで当たり前のようにQiitaの記事を読んでいましたが、書くとなると難しいですね。