追記
2015-01-27
最近 Qiita また活発に見始めたので思い出してきました。
今は NeoBundle も更新されて neobundle#rc()
は非推奨になっているので、更新しています。
2013-05-22
.vimrc のサンプルの設定が一部間違っていたのを修正しました。
if has('vim_starting') 内に call neobundle#rc(expand('~/.vim/bundle')) を記述していたのは誤りです。
はじめに
「vim なんか使うかよ!」って人に、30分ぐらいで「使っていこうかな」となってもらえたので、その時におすすめした設定やプラグインを書いていこうと思います。
この記事に書いてあること
- インストールするプラグインの説明
- モダンな環境にするための、最小のセットアップ手順
ターゲット
この記事は以下のような人を対象にしています。
- 設定ファイルを書き換える時とかは vim 使ってるよ
- ローカルのファイルを編集する時は Sublime Text かなー
- でも ssh 先のファイルを編集したりする時辛いんだよね
- vim 使ってる人ってカッコいいし、僕も使えるようになりたい
前提
- vim が割と新しいこと
- 対象の環境に git が導入されていること
プラグイン
neobundle
このプラグインが提供する機能は、いわゆるプラグインのパッケージマネージャです。
こちらは導入後、ほんの少し設定が必要なので後述します。
(他のプラグインを導入するのが非常に楽になるので、入れておいてもらいたいです。)
ctrlp
このプラグインは 必須 といっていいぐらい、導入すると効率が変わります。
提供する主な機能は Sublime Text, 各種 IDE でも存在している
再帰的にファイルを列挙し、絞り込んで開く
です。
とりあえず導入して Ctrl+p をノーマルモードで打鍵すれば使い方は分かるでしょう。
NERDTree
このプラグインが提供する機能も、各種 IDE などに存在している
ファイルエクスプローラ(左側に表示されるやつ)
です。
ctrlp を入れておけばいらないんじゃないの?という感じもしますが、
NERDTree を入れると「ファイルの削除/追加/移動」などを直感的に行えます。
とりあえず導入して :NERDTreeToggle で開き、削除したいファイルの上で m を打鍵すれば使い方は分かるでしょう。
syntastic
このプラグインが提供する機能も、各種 IDE にあるものです。
保存時にシンタックスチェックを自動で行う
です。
こちらはとりあえず導入すれば勝手に動きだすので本当に初心者にもおすすめです。
セットアップ
とりあえず、今回は自分の環境と同じ状態を目指します。
必要な作業は4つあります。どれも簡単な作業です。
1. ディレクトリの作成
下記のディレクトリ構造を用意してください。
~/
.vim/
bundle/
.vimrc
2. neobundle.vim の導入
~/.vim/bundle の下に git clone git://github.com/Shougo/neobundle.vim
してください。
3. .vimrc の編集
これは一旦、下記の内容を .vimrc の先頭にコピペしてください。
scriptencoding utf-8
set nocompatible
if has('vim_starting')
filetype plugin off
filetype indent off
execute 'set runtimepath+=' . expand('~/.vim/bundle/neobundle.vim')
endif
call neobundle#begin(expand('~/.vim/bundle'))
NeoBundle 'git://github.com/kien/ctrlp.vim.git'
NeoBundle 'git://github.com/Shougo/neobundle.vim.git'
NeoBundle 'git://github.com/scrooloose/nerdtree.git'
NeoBundle 'git://github.com/scrooloose/syntastic.git'
call neobundle#end()
syntax on
filetype plugin on
filetype indent on
" SSH クライアントの設定によってはマウスが使える(putty だと最初からいける)
set mouse=n
※ その他の設定はお好みで!
4. neobundle.vim で、プラグインをインストール
上記の設定をすべて終えたら、一度 vim を立ち上げ直してください。
立ち上げ直したら :NeoBundleInstall
を実行します。
実行が終わったら、もう一度 vim を立ち上げ直すと終了です!
チートシート(2つしかない)
作業ディレクトリにカレントディレクトリを変更し vim を起動してください。
また、キーの表記は vim に合わせて書きます。
※ <C-p> と書いてある場合は Ctrl + p を表します。
ファイルを開きたい
<C-p> キーを打鍵し、ファイル名を入力して、<CR> を打鍵して開けます。
ファイル/ディレクトリを操作したい
:NERDTreeToggle コマンドを実行後、操作対象の上にカーソルを移動させます。
その後 m キーを打鍵すると、メニューが出てくるのでお好みの操作を選択します。
終わりに
自分は上記プラグインとは別の、類似の機能をもったプラグインを入れたりしてます。
ただ、高機能な分設定が複雑だったりするので、とっつきやすいものを選びました。
この設定を行って、気に入ったらどんどん他のプラグインも探してみてくださいね!