はじめに
Windows で Python を使用する際の、開発環境構築についてまとめました。
システム構成
- Windows10 Pro 64bit
- Windows PowerShell
- Python 3.8.1
- pip 20.0.2
仮想環境(venv)
仮想環境を利用することで、仮想環境毎にPythonパッケージ群を管理することができる。
※Python3.4までは**
pyvenv
が推奨されていたが、Python3.8現在ではvenv
が推奨されている。
(pyvenv
**はPython3.6から非推奨)
作成
PowerShell
# python -m venv 作成する環境名
python -m venv venv
- プロジェクトルート(アプリケーションルート)で実行する
有効化
PowerShell
.\venv\Scripts\activate
PSSecurityException が発生した場合
PowerShellのデフォルトの実行ポリシーでは、外部ファイルのスクリプト実行が制限されているため、実行ポリシーの変更が必要。PowerShell# -Scope Process : 現在のプロセスの実行ポリシーのみ適用 Set-ExecutionPolicy -Scope Process RemoteSigned
無効化
PowerShell
deactivate
パッケージ管理(pip)
pip(インストーラ・プログラム)を使用し、PyPI(The Python Package Index)のパッケージを管理する。
インストール
PowerShell
# pip install パッケージ名
pip install black
# pip install パッケージ名==バージョン
pip install black==19.3b0
アンインストール
PowerShell
# pip uninstall パッケージ名
pip uninstall black
パッケージ一覧
PowerShell
# インストール済パッケージ一覧の表示
pip list
# インストール済パッケージ一覧の出力
pip freeze > requirements.txt
# パッケージ一覧からの一括インストール
pip install -r requirements.txt
PowerShell でファイル出力する際の注意点
PowerShell でリダイレクト(>)を使用した場合、出力されるファイルの文字コードは「UTF-16 LE」になる。
「UTF-8」でファイル出力するためには、下記コマンドレットを使用する必要がある。PowerShellpip freeze | Out-File -Encoding utf8 requirements.txt