はじめに
初めての投稿です。この記事では、Notionで階層化タグを利用する方法について解説していきます。より良い方法などがあればコメントで教えていただけると幸いです。
Notionとは?
Notionとは、メモやノート、Todo、プロジェクト管理など様々な機能を備えた万能メモアプリです。
Notionが持つ特徴的な機能の1つとしてデータベースがあり、この機能を利用して日々の学習記録を整理しています。
何ができるか?
次のように全てのノートにタグ付けをして、一元管理することができます。
このノートDBを参照しタグでフィルターをかけることで、任意のカテゴリに関するページを作成することができます。
例えば、ねこに関する知識をまとめたり、プログラミングに関する知識をまとめたりするなど、自由に整理した情報を閲覧できます。
しかし、デフォルトでは階層化タグが使用できないため、上の図のようにプログラミングに関する知識をまとめようとすると、該当タグを全て選ぶ必要がある他、新しいタグが追加されるたびにフィルター設定を変更する必要があります。
そこで、タグを階層化する方法を紹介します。
階層化タグの利用方法
1.タグデータベースの作成
ノートの分類に使用するタグは、階層化したタグデータベースを参照することにします。
Notionのデータベースには親子関係を作れる「サブアイテム」という機能があるのでこれを使いタグを階層化します。
これだけでは、親タグでのフィルタリングができないので、フィルタリング用の関数プロパティを追加し次のように設定します。
階層:
prop("親アイテム")?
[prop("親階層"),prop("タグ")].flat():
[prop("タグ")]
親階層:
prop("親アイテム").map(current.prop("階層")).flat().unique()
再帰回数の制限があるので3つ上の階層までしかさかのぼれません。
A/B/C/D/E の場合、Aは参照できません。
2.ノートデータベースの作成
ノートデータベースに、タグと階層を関連付けるプロパティを追加します。
タグ: リレーションプロパティでタグDBを参照
階層: 数式プロパティでタグDBの階層を参照
prop("タグ").map(current.prop("階層")).flat().unique()
これでノートDBに階層タグが関連付けられました。
3.表示ページの作成
データベースを表示させたいページで「/linkeddatabase」を用いてノートデータベースを参照します。
これで、階層プロパティを使って任意の粒度でのフィルタリングができるはずです。
まとめ
階層化タグを用いることで、情報の整理と検索が容易になります。
タグを追加したい場合は、タグDBを編集するだけで、すべてのページのフィルタリングに反映されるので管理もしやすくなります。
各タグにはアイコンが設定できるので、公式ロゴなどを設定すると見やすくなると思います。