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Google App Maker ー Drive Tables へのデータ投入方法

Last updated at Posted at 2017-08-31

Google App Maker(App Maker)Google Drive Tablesを使っていると、開発時にデータの登録を何度も行ったり、本番環境への初期データ登録が必要になる。
データを投入する方法は主に3つあり、それぞれ解説する。

  • Form ウィジェットを使用したデータ投入
  • Import Data From Sheet を使用したデータ投入
  • 自分でスクリプトを書いてデータ投入

そもそも App Maker ってなに?という人は、以下の記事を参照してください。
Google App Maker とは? 短期間で Web アプリケーション構築を可能にした理由

Form ウィジェットを使用したデータ投入

普通に登録画面で使うのと同じように使う。
いちばん手軽だが、1つずつ手で入れる必要がある。現実的ではない。

Import Data From Sheet を使用したデータ投入

これが基本。
Import and export data  |  App Maker  |  Google Developers

モデル用にシートを作る必要があるので、既存のシートをそのまま読み込むのはまず無理。
別シートを作ってセル参照させるとかする必要がある。

以下にポイントを書いておく。

  • 1行目とフィールド名が一致する必要がある
  • モデルに存在しないフィールド列を含めてはいけない
  • 途中に空白列を含めてはいけない
  • 列の順番は一致しなくても良い
  • 日付フィールドは YYYY-MM-DD 形式であること(時分秒が入れられない、UTC 0時固定)
  • 単純に文字列化してインポートしている模様
    • 日付セルの 2017-08-31 でも、文字列セルの 2017-08-31 でも良い
    • 関数式でも良い

自分でスクリプトを書いてデータ投入

プログラミングに抵抗がない人これがいい。

  • 自由度が高い
  • コードを書く必要がある
  • スクリプトの実行は開発画面からは出来ない
    • 発火用のボタンを画面に配置して自分で押す
  • ダミーデータを大量に作りたいときにも使える

スプレッドシートから読み込む事もできるので、Import Data の欠点を全て無視できる。

雰囲気がわかるサンプルコードだけ残しておく1

スプレッドシートを読み込んでデータ登録するスクリプト
function importByScript() {
  var records = [];

  var ss = SpreadsheetApp.openById('119OSCHySluk63gEt04IL-ahyH-1kuRfTNPaKdyz8ZAI');
  var sheet = ss.getSheetByName('スクリプト用データ');
  var range = sheet.getRange('A2:E6');

  var values = range.getValues();
  for (var i = 0; i < values.length; i++) {
    var rowData = values[i];
    console.log(rowData);

    var name = rowData[0];
    var age = rowData[1];
    var retired = rowData[2];
    var retiredAt = rowData[3];

    var record = app.models.Employee.newRecord();

    record.Name = name;
    record.Age = Number(age);

    if (retired) {  
      record.Retired = Boolean(retired);
    }

    if (retiredAt) {
      record.RetiredAt = new Date(retiredAt); 
    }

    records.push(record);
  }

  app.saveRecords(records);
}

Tips

データ投入と一緒に覚えておいたほうが良いことを記載しておく。

一括削除

一括削除機能は用意されてないので自前でコードを書く必要がある。
これも 自分でスクリプトを書いてデータ投入 と同じようにイベント発火するボタンを作って押す。

function deleteAllEmployees() {
  var query = app.models.Employee.newQuery();
  var records = query.run();

  var keys = [];
  records.forEach(function (record) {
    keys.push(record._key);
  });

  console.log(keys);
  app.models.Employee.deleteRecords(keys);
}

日付を扱う場合はタイムゾーンに気をつける

Date ウィジェット

ブラウザ(OS)のタイムゾーンになる。
つまり JST0時 (UTC 9時) になる。

Import Data From Sheet

UTC になる。
つまり JST9時 (UTC 0時) になる。

※このIssueを見ると -19時間 になる人がいるみたいだ。バグが有るのかもしれない
https://issuetracker.google.com/issues/36764275

サーバースクリプトのタイムゾーン

サーバースクリプトのタイムゾーンは、App Maker のサーバーがあるであろう PST になる。
※今はサマータイムなので PDT になる。

サーバーのタイムゾーンは変わるかもしれないから、 getTimezoneOffset() とか使って自分で日本時間に直すコードを書く必要がありそう。

たとえばこういうコードだと
JST 16時 (UTC 7時 / PDT 0時) になる

new Date('2017/8/30');

こういう画面を作ると良いかも

管理者しかアクセスできない管理画面を作る。
そこから、 一括削除スクリプトから投入 するボタンを作って発火させる。
Table ウィジェットと Form ウィジェットも置いとけば手動でちょろっと直すとかも出来る。

image.png


  1. 難しいことはしてないから特に解説はしない 

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