私はプログラミングが好きですが、それは最初からではなく、さまざまな経験を通じて徐々に惹かれていった結果だと思います。ここでは、その過程を3つの段階に分けて振り返ります。
おもしろフラッシュにハマった
子どもの頃、「おもしろフラッシュ倉庫」というサイトに夢中になっていました。Flashで作られたゲームやムービーの数々を楽しみ、中でも「ウォーリーを探さないで」といった作品は、純真無垢な少年時代の私に強烈な印象を残しました。この時期、ゲームやコンテンツを通じて「何かを作る」という面白さに触れるきっかけを得たのだと思います。やがて、PSPや3DSといったデバイスに夢中になる時期に移行していきましたが、この体験が私の創作への興味の原点だったと言えるでしょう。
中学校の文化祭で友人がボンバーマンを作っていた
中学生の頃、3DSでボンバーマンを遊ぶのにハマっていました。そんなある日、学校の文化祭で友人がプログラミング部の展示として自作のボンバーマンを披露しているのを目にしました。その瞬間、「ゲームって作れるんだ」「作っていいんだ」と気づき、衝撃を受けました。ゲームの世界に入り込むプレイヤーから、ゲームを作り上げるクリエイターへの憧れが芽生えた瞬間でした。しかし当時は他の活動で手一杯で、プログラミングを始めるには至りませんでした。
レディ・プレイヤー1を観た
2018年に公開された映画『レディ・プレイヤー1』は、VRゲームをテーマにしたSF作品で、過去のゲーム文化へのリスペクトが色濃く描かれています。この映画では、ゲームそのものだけでなく、その背後にいる「作者」の人生にもスポットが当てられていました。その描写に触れたとき、ゲームを単なるコンテンツ以上のものとして捉える視点が芽生えました。「ゲームの魂を吹き込む存在」としての作者に憧れ、私もゲームを作りたいという気持ちが強くなりました。
まとめ
振り返ると、私がプログラミングに興味を持つまでのプロセスは、次の3つの段階に整理できます。
- ゲームに没頭する体験を通じて、コンテンツの魅力に触れる
- 文化祭で友人の作品に触れ、ゲームの「作り手」という存在を知る
- 映画を通じて、ゲーム制作に対する憧れが生まれる
これらを通じて、ゲームを作る手段としてのプログラミングと出会い、さらにそれが仕事に繋がる可能性に気づきました。今ではプログラミングが楽しいと思えるようになったのは、過去の自分が積み重ねてきたこれらの経験のおかげです。今の私を支えているその原点に、感謝しています。