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CrunchtimerAdvent Calendar 2020

Day 3

15分スプリントは無理だったのでデイリースプリントやってみた

Last updated at Posted at 2020-12-02

はじめに

デイリーでスプリントをやってみるとチーム内のフロー効率が上がったので、紹介します。

元ネタ

15分スプリントの元ネタはきょんさん(@kyon_mm)のフラクタルスプリントです。具体的なやり方は以下のページに貼ってある動画を参考にするといいと思います。
15分スプリントの具体的な進め方について動画で話した #15min_sprint

動画を見た方は分かると思うのですが、人間やめてるなと感じたので、自分たちはもう少しハードルを下げてデイリーでスプリント的なものをするようにしました。

やり方

自分たちのチームでは現在、厳密にスクラムをやっていない状態ですが取り入れて効果があったので必ずしもフラクタルな構成にしなくてもいいと感じています。もちろん、スクラムの中に組み込んでもいいと思います。

大まかな流れは以下の通りです。

  1. 業務開始すぐにデイリープランニングをする
  2. 勤務中は毎時報告をする
  3. 終業前にふりかえりをする

デイリープランニング

デイリープランニングはJamboardを使います。たとえばですが、こんな感じでいつも作っています。ちなみに勤務は10時開始、19時終了で休憩が12時から13時の場合を想定しています。
2020_11_24 - 12_4 4.png

個々のタスクだけではなく、ミーティングやPRレビューなどもスケジュールに組み込むことで、PRレビューをボトルネックにしない効果などもあります。また、終業まできっちりタスクで埋めるのではなく1時間から2時間ほどバッファを持たせると、スケジュールで設定した課題をこなせる確率が上がるので慣れないうちはそうするほうがいいでしょう。

毎時報告

Slackなどのチームのチャンネルに対して、毎時で報告するようにしています。たとえばですが

12/3 11:00
進捗:1/3 OOの修正をする(20%)
困っていること:修正箇所が多いの
気付き:修正箇所が多いのでリファクタをこまめにするべき

のように書いてチャンネルに送信しています。

報告する内容は今のところ3つです。

進捗

進捗はデイリープランニングで決めた自分のスケジュールに対しての現在の状況と、現在作業中のタスクの内容、そのタスクの進捗状況の3つをまとめて報告します。例でいうと1/3の部分がデイリープランニングで決めた自分のスケジュールに対しての現在の状況で、(20%)の部分がそのタスクの進捗状況です。

困っていること

困っていることは、その言葉のとおり困っていることです。もし、ヘルプが必要であればメンションをつけるとわかりやすいと思います。

気付き

気付きは、なるべくチームに貢献できるような内容にしたほうがいいと思います。例えばですが、「OOの部分を教えてもらったが、ここが分かりにくかったので重点的に教えて欲しい」といったフィードバックや、「図を使って説明した方が分かりやすそうだった」といったチームパターンのようなものが好ましいです。

ふりかえり

自分たちのチームは色々なふりかえりの手法を試していますが、毎時報告での困っていることや気付きをベースに思い出しながらやっていくといいでしょう。また、ふりかえりを残してそれをふりかえるためにもデイリープランニング同様、Jamboardを使用しています。

効果

以下のような効果があると感じています。

  • イベントによる情報共有の強化でフロー効率が向上した
  • チーム内の雰囲気の向上(話しかけやすい)
  • 1日の内容を忘れない(ふりかえりに役立つ)
  • スケジュールを意識できる
  • 記録を残すことができる

比較的、使う時間に対してのパフォーマンスが高いなという印象です。

まとめ

デイリースプリントをやってみたよ、という紹介でした。ここで取り上げているものはあくまでプラクティスなので、取り入れればうまくいくものではないですが参考にはなるかなと思います。
最後にデメリットを挙げるとすると、人数が多いチームだとチャットが速く流れてしまうかもしれないので気をつけてくださいね

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