今日はニキシー管関係の電子工作するぞー、と思ってたんだけど早速電源を壊したので、先に必要な SN74141 を使ってみた & Arduino 向けのライブラリを書いた。
SN74141 はロシア製の IC で、つなげてる10本の PIN のどれかを GND につなげるために使われる。これだけ聞くと何に使うんだろうという感じなんだけど、ニキシー管はアノードから10個あるカソードのうちどれかに繋ぐことで、電気が流れ適切な数値を点灯させることができる。
また入力が170V程度と高電圧なので、それに耐えられる必要があるんだけど、それにぴったりなのが SN74141 (と互換チップ)。というかニキシー管のために作られた IC ぽい。
1.ニキシー管のプリバイアスはカソードを単に高抵抗で接地するだけではまずいのか
・ニキシー管のカソード制御に、トランジスタを使用する場合、Trがオフになっている電極が問題になります。
・Trがオフの場合、Trのブレークダウン電圧(VCEO)が約50V以下のTrでは、漏れ電流が流れて管が薄く点灯します。
・また、逆にブレークダウン電圧が、250V以上の十分に高いTrでは、オフになっているカソード極が、放電によりアノード極と同電位まで上がる可能性があるため、他のカソード極とグロー放電を起こす場合があります。
・この、どちらにも影響を受けない電位が、60V~120Vとされており、プリバイアス電圧となっています。
・SN74141の出力部にも、トランジスタの保護とプリバイアスのために、60Vのツェナーダイオードが入っています。
・スタティック点灯では余り影響は出ませんが、ダイナミック点灯では、オフになったはずの極が薄く点灯する現象が出ます。
なるほど…。
とりあえずデータシートに沿って Arduino 向けのライブラリを実装。たいしたことはしてない…。
サンプルで Lチカ。わーい Lチカ、あかり Lチカ大好き〜。