主に nixie 管を使う時に、140V~ の直流電圧でドライブさせる必要があって、高電圧を作りたい。
電子工作で一般的なIC
ICのMC34063A(やコンパチIC)は DIP タイプのチップがあり、安価で昇圧・降圧・反転ができるスイッチングレギュレータICとして、広く一般的に使われてる模様。
スイッチング・レギュレータ(2)でMC34063Aを使ったスイッチングレギュレータICの挙動や、何故コイルが必要なのか等々の解説がされている。
日本語のデータシートとしては、新日本無線が出しているMC34063Aのセカンドソース版 NJM2360/A を参考にすると良い。
キットを買う
初心者がちゃんと設計し電源を作るには大変…。というわけでキットがいくつかある。
ニキシー管専用電源を使う
ニキシー管専門ショップ、nixie-tube.com ではニキシー管専用電源キットとして、MC34063AP を使った電源を取り扱ってる。
DC12VからDC140~200Vという nixie 管では丁度良い電圧を出力でき、またマイコン用に 5V の出力もあり、基板も小型で取り回しがしやすい。
キットは2000円で、完成品も3000円で売っている。
aitendo の高電圧出力キットを使う
aitendo では AKIT-150V34063 という電源キットを取り扱っている。
チップは ST-Microelectronics のコンパチIC、063EC を使っていて、入力はDC8-12V、出力は入力12V時に 126V~382V となってる。お値段600円。基板図も Web に公開されてるので、購入せずとも回路図もおこせる。
(写真のクリップはFETの簡易ヒートシンク代わり)
実際に手元の物は、12V入力時、125V~465Vの出力となった(コンデンサの耐圧値400Vを超えてしまうので、超えない範囲で使おう…)。
なお AKIT-150V34063 は以前のバージョンの版と、現行(2016 2月2日~)版両方持ってるけど、現行版は基板の印刷などがだいぶ解りやすくなっていて簡単に作れると思う。