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Developers Summit 2020

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全体を通して

刺激だらけの2日間でした。エンジニア界隈のカルチャーや雰囲気を知れたのと同時に、どんなエンジニアが求められてるか、開発方法のトレンドを知れた大量の学びのある体験でした。
参加を快諾していただいてありがとうございましたm(_ _)m
また次回も参加したいのでよろしくお願いします。

developers summit とは

ITエンジニアを対象に最新のトピックについて話す全80公演ものセッションを中心にした大きな交流イベント。プログラムの話だけでなく、仕事のやり方や開発の進め方、キャリアプランニングやエンジニア採用のノウハウ、技術コミュニティ参加についてなどの幅広いトピックのセッションがありました。参加者の学ぶ意欲の高さもひしひしと感じられる熱量の大きなイベントでした。エンジニアだけでなくマネージャーの立場の人も(人こそ)参加するべきイベントだなとも感じました。

目次

  • オープンソース万歳
  • コミュニティに参加すること
  • エンジニア採用について
  • ITの歴史について
  • FORSについて思ったこと
  • 開発手法
  • キャリアについて
  • 個人的に思ったこと雑記

写真→https://photos.app.goo.gl/Z62ESJUsj2ZtbwXh8

オープンソース万歳

いくつかのセッションで共通して「オープンソース」カルチャーについて話をしているのが印象的だった。
オープンソースとはエンジニアの書いたコードやノウハウ、蓄積したデータをインターネット上に公開して誰でも使っていいよ~と提供してしまうこと。
そうすることで他のエンジニアがそのプログラムを利用してもっとすごいものを作って、それもオープンソースにして、さらに他のエンジニアが、、、という具合にどんどん連鎖していく。
つまり技術やノウハウは全人類の共有財産であり、誰もがすぐアクセスして利用できるべきだという考え方がオープンソースというカルチャー。
ITが今日ここまで急速に拡大できたのはオープンソースのおかげなわけです。
オープンソースについて書かれた名著として「伽藍とバザール」という本がある。
伽藍(カテドラル)は上位層による縦割りの仕組みを象徴するもので行政や企業が当てはまる。
一方でバザール(市場)は現場などの下位層での横割りの構造を象徴するもの。このバザール層で横の化学反応が起こった時にイノベーションが起こる。それが活発なのがエンジニア界隈。
伽藍はトップダウンでバザールはボトムアップと言えるかもしれない。そして勢いのある企業はみんなボトムアップが活発だ。
関治之さん(Code for Japan)の公演がまさにその先端をいく内容で印象的だった。(https://event.shoeisha.jp/devsumi/20200213/session/2407/)
Code for Japan はオープンソースとなってる行政データを利用して人々の暮らしを便利にするエンジニアコミュニティ。過去には札幌市のホームページに見づらい表形式で掲載されていた保育園情報をグーグルマップにマッピングして公開するなどして札幌の忙しいお母さんたちの暮らしを助けたこともある。
バザールを構成するにはオープンソース、オープンデータが必要であり、技術はオープンにして共有するが正義は歴史によって自明となっている。
じゃあ弊社もお客さんの工場のデータをオープンソースにしませんか?
というのはさすがに無理なのはわかるので、せめて社内オープンソースにしませんか?
収集したデータを社内の人間なら誰でも見れるようにする。例えば熊本の現場データを仙台の担当者が見れるとか。そうして現場担当者がなにか思いついてアイデアが浮かぶ。アイデアを共有して賛同者が集まってコミュニティが生まれ、オープンソースの技術を組み合わせて実現する、というストーリーって素敵じゃないですか?ちなみにAI開発の技術もオープンソースなのですぐに誰でも引用できます。
エンジニアの世界は実は技術ドリブンではなくアイデアドリブン、つまりアイデア先行で技術はあとから学ぶことが多い。ようは思いついたヤツが勝ち、現場の方でアイデアあるならやってみればいい。技術はオープンになってるから即実行できる。やらない理由はない。
二日目最後のセッションのIoTLTの公演、非エンジニアの方々が思いついた自作IoTアイデアを発表する内容は本当に刺激的だった。
今ものづくりは非エンジニアが面白い!~IoTLT・ProtoOut StudioスピンオフLT (https://event.shoeisha.jp/devsumi/20200213/session/2422/)
耳鼻科医師の土井さんは耳の中の画像をLineChatBotに送信すると病状を診断してくれるチャットアプリを披露していた。土井さんはつい最近までガラケーを使っていたほどTechとは無縁の人だった。
きゅうり農家の小池さんはきゅうりの選別AIシステムを自作して話題になった。それ以降データサイエンスの仕事もするようになり、今では農家とAIエンジニアの二足の草鞋で働いている。
現場のアイデアとAIEで収集したデータとオープンソースの技術があればボトムアップでイノベーションをおこせます。
中島の現場担当者が思いついたアイデアをTechで実現したら?それこそ本当にコラボじゃないですか?

(ここからはAIEと興味ある人が読んで)

コミュニティに参加すること

小田 祥平[日本マイクロソフト エバンジェリスト]の公演「Let's Dive in Developer Community!」にて、エンジニアは各技術コミュニティに参加するべきだとのこと。(https://event.shoeisha.jp/devsumi/20200213/session/2337/)
参加する目的
- 情報共有や学習
- 仲間との出会い
- 外の物差しを知る
- 単純に楽しい
この中でも特に外の物差しを知ることについては今回のデブサミで強く実感した。
入りたいコミュニティがないなら自ら運営しよう。
ということでAIEオフィスを土曜日だけ格安でコワーキングスペースにして社内外問わずにエンジニアコミュニティ作りに取り組んではどうか。webでもAIでもPLCでもIoTでもゲームでも。
ちなみに、土日にやってるコワーキングスペースは意外と新大阪周辺にないのでいいと思います。会社の宣伝にもなりますし。

エンジニア採用について

エンジニア採用について社内エンジニアは積極的にかかわっていくべき。
BackLogを展開するヌーラボ社では1人のエンジニアの採用面接に5人のエンジニアで2時間も行うのだそうだ。
エンジニア採用するならそれくらいの気持ちで望まないといけない。
人事採用担当は会社説明だけしてそれ以外ではほとんどエンジニアに任せた方がいいらしい。
カジュアル面談などをして求職者から選んでもらう気持ちで採用に望む心構えが肝心とのこと。

ITの歴史について

インターネットが変えた世界・変える未来 (伊勢 幸一[さくらインターネット取締役])
https://event.shoeisha.jp/devsumi/20200213/session/2354/
イノベーションはエッジの変化によって起こる
すべてはユーザー体験に資するか否かである

FORSについて思ったこと

docurain(https://docurain.jp/) : これ帳票機能で使いましょう。開発コスト削減。即実装。お客さんは高品質の機能を短期間で使える。winwinやん。
new relic(https://newrelic.co.jp/) ってサービスあるけどこれの生産ライン版がオリジンなんちゃう?しらんけど
FORS全部でワンパッケージとかせんと、それぞれ個別で開発チーム持ってもええかもね。知らんけど?
もう一人エンジニアがいると1人あたり空き時間ができて好きなアウトプットできていいと思うよ。

(ここからはエンジニアな話)

開発手法

DDD ドメイン駆動開発
TDD テスト駆動開発
RDD ルール駆動開発
開発手法の話。これから勉強します。
futureのITコンサルがレガシーコードは宝の山だという一方でRedHatはレガシーコード解析に何の価値もないと真逆のこと言ってるのは面白かった。
「レガシーコードからの脱却」という本が今年のエンジニア書籍大賞受賞作とのこと。一読の価値ありかと。

キャリアについて

ITコンサルになりたい?→最初からコンサル目指すのはなんか違う。システムサイドにもビジネスサイドにもなり切れない中途半端なキャリア。
マネージャーには興味ある。コードも書ける。ビジネスもわかる。役員になれるエンジニアは、今後あらゆるビジネスでITが必須となる中で重要なこと。

個人的に思ったこと雑記

  • ビジネスサイドも口出しできるエンジニアになりたい
  • オリジナルサービス作りたい。ハッカソンで立案してクラファンで資金集めて0→1エンジニアかっこええやん♪
  • つか台湾にはTech担当大臣がおってそれがオードリー・タン(pearlコミュニティのトップ)ってのめっちゃええな。
  • GCPなかなかあなどれないぞ
  • k8sの話題ちらほら。AWS一強とも言い切れない?マルチクラウドという考え方もあるみたい。
  • 行政システムの共通プラットフォームとしてAWSが正式採用されましたね
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