はじめに
CPUの用語についてのメモ
x86CPU
- Intel 8086、およびその後方互換性を持つマイクロプロセッサの命令セットアーキテクチャの総称。16ビットの8086で登場し、32ビット拡張の80386（後にIA-32と命名）、64ビット拡張のx64、広義には更にAMDなどの互換プロセッサを含む。
- 8086を動かすための命令の集合を元に、後継製品に実装された命令群を足し合わせたものをx86命令セットという。
32ビットCPU
- 32ビットサイズのレジスタ、アドレスバス、データバスを持つCPUのこと
- 64ビットサイズの場合64ビットCPU
- 32ビットOSとは32ビットCPUの命令セットを用いたOS
インストラクションセット(ISA)とは
- 386のCore2も同じ機械語の命令を実行できるように複数のCPUが同じように解釈できる機械語体系
- IA-32など
IA-32
- 32ビットCPUが実装しているISAアーキテクチャ、
- IA-32に属する古いCPUの命令がIA-32に属する新しいCPUでも動かせるということ、逆はできるとは限らない
AMD
- CPUのメーカーは大きく分けてAMDとIntelの2メーカー、エーエムディーが正しい発音
- はじめはIntelのセカンドソース、1985年以降はセカンドソース契約を行われず独自にCPUを開発
AMD64(IA-32の64ビット拡張)
- AMDがx86系の64ビット拡張をIntelよりも先に販売。AMDが策定したx86系の64ビットISAアーキテクチャのこと、Athlon64やPhenomやOpteronなど
- IntelはAMD64とほぼ同じアーキテクチャをIntel64としてCPUに取り込み
x86-64
- AMD64とIntel64をまとめて呼ぶとき
- WindowsではAMD64対応アーキテクチャのことをx64と呼ぶ
IA-64
IntelとHPが開発したIA-64ISAアーキテクチャ。IA-32との互換性は全くない。ItaniumというCPUだけが実装