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JSTQB受験のための『テスト戦略』についてのまとめ

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テスト戦略とは

シラバスに書いてあることを簡略にすると、 「テスト方法を決めるときの、考え方の指標」 のことです。
開発対象に合ったテスト戦略を選択することで、より効率的にテストを進行することができ、品質の保証を高めることができます。

シラバスに記載してあるテスト戦略は下記の7つです。

テスト戦略(7)

  • 分析的
     要件やリスクなどの分析によってアプローチを決める。
    (例)欠陥が起きるリスクのあるものから優先してテストする

  • モデルベースドテスト
     開発対象の重要な特性(機能、非機能特性、内部構造、ビジネスモデル)に焦点を当ててアプローチを決める。詳細を検証するのではなく、包括的に開発対象を捉え、メイン機能を注視する。
    (例)メモ帳アプリ。メモを保存する機能、メモを呼び出す機能などをメインにテストする

  • 系統的
     一般的に故障が高いと予測される条件などを基に、事前にテストケースやテスト条件を決め、体系的にアプローチする。

  • プロセス準拠
     業界固有の標準や組織によって課せられるプロセス標準などの外部ルールを基に、テストの一連の活動を行う。

  • 指導ベース(コンサルテーションベース)
     外部のステークホルダーや技術専門家からの助言や指導、ガイダンスに基づいてテストを行う。

  • リグレッション回避
     リグレッションが発生しているかどうかの確認を目的とするアプローチ。

  • 対処的
     事前にテスト計画を決めるのではなく、テスト実行時に発生する出来事に対して、対処的にテストを行うアプローチ。
    (例)探索的(経験ベース)のテスト

テスト戦略は 複数組み合わせて 補完的に利用することで、より効果的にテストを進めることができます。

上記テスト戦略は、JSTQB Foundation Level のシラバス(Version 2018V3.1.J03)で定められてるものとなります。

後書き

7つのテスト戦略について、ざっくりとではありますが、知ることができました。実際のテストではそれぞれのテスト戦略を用いて、具体的にどのようにテストしているのか、引き続き勉強していきたいと思います。

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