tns コンパイラを最新に

プロジェクトのルートで以下を実行します。

npm install -g nativescript

iOS/AndroidランタイムやCoreモジュールを最新に

tns platform remove ios && tns platform add ios
tns platform remove android && tns platform add android
npm i tns-core-modules@latest

※公式では tns updateで良いよーと書いてありますが、「Could not update the project!」　と出て失敗するころが多く、上記のコマンドで対応しています。

TypeScriptの開発用プラグインをアップデート(TypeScriptプロジェクトのみ)

npm i nativescript-dev-typescript@latest --save-dev
./node_modules/.bin/ns-upgrade-tsconfig

Angularの依存関係をアップデートする(Angularプロジェクトのみ)

npm i nativescript-angular@latest --save
./node_modules/.bin/update-app-ng-deps
npm i

Webpackプラグインの更新(必要に応じて)

基本的には必要ないものの、メジャーバージョンアップなどでは必要になることが多い。
Webpackでビルドできない場合などは効果があることが多い。

npm i nativescript-dev-webpack@latest --save-dev
./node_modules/.bin/update-ns-webpack --deps --configs

最新になったか確認

tns info コマンドで以下のように全て「Up to date」と出れば最新版になっています

$ tns info
All NativeScript components versions information
┌──────────────────┬─────────────────┬────────────────┬───────────────┐
│ Component        │ Current version │ Latest version │ Information   │
│ nativescript     │ 3.3.1           │ 3.3.1          │ Up to date    │
│ tns-core-modules │ 3.3.0           │ 3.3.0          │ Up to date    │
│ tns-android      │                 │ 3.3.1          │ Not installed │
│ tns-ios          │ 3.3.0           │ 3.3.0          │ Up to date    │
└──────────────────┴─────────────────┴────────────────┴───────────────┘

ビルドや動作で失敗するようになったら

アップデート後、ビルドエラーや実行時エラーが出るようになったら、以下を試してみましょう。

プロジェクトのルートで

rm -rf node_modules/
npm install
tns platform remove [ios/android]

その他NativeScriptアップデート時にやっておくといいこと

tns-platform-declarations の最新化

最新のOSのSDKのメソッドや定数を使いたいなら、アップデートしておくほうが良い。（というか基本最新化して不都合は無い)

npm i tns-platform-declarations@latest

プラグインのアップデート

NativeScriptのバージョンアップと共に、使っているプラグインが古くなっていないか、セキュリティパッチが出てないか確認し、アップデートするのが良いだろう。

npm outdated # これで新しいバージョンが出てないか確認
npm i [プラグインのnpmパッケージ名]@latest # インストール

もちろん、プラグインのアップデートで既存のコードが動かなくなる（最悪アプリが起動しなくなる）こともあるので、アップデートはひとつずつ、アプリの動作を確認しながら行うのが良い。

NativeScriptを最新版にアップデートする