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【Push Notifications Console】APNsプッシュ通知のテスト方法

Last updated at Posted at 2023-06-23

WWDC 2023のセッション「Meet Push Notifications Console」にて、プッシュ通知のテストができるコンソールが紹介されていたので早速触ってみました。

何がうれしい?

  • ログの機能がついたので、通知が届かない場合の調査がしやすくなった。
  • 今までAPNs経由でプッシュ通知を飛ばすには、curlコマンドを叩いたり、サードパーティー製のツールを使う必要があったが、今後それらが不要になる(はずだった。。 ※後述)

Push Notifications Consoleの使い方

まずは、Push Notifications Consoleにアクセス。

通知を送りたいアプリのバンドルIDを選択します。

通知を新規作成するときのコンソールはこんな感じです。(左上のメモのアイコンから新規作成できます)

JSON ViewをONにすると、直接JSONで書くこともできます。

右上のGet cURL Commandからcurlコマンドを生成してくれる機能もあります。

NameDevice Token以外はデフォルト値が入っているので、この2つを入力してSendを押すと通知を送信することができます。
通知の受信に成功すると、successfully delivered to the target deviceというLogが表示されます。

試しに端末の電源を切った状態で通知を送信したら、discarded as device was offlineとなりました。(今まで使っていたサードパーティ製のツールだとsuccessとしか出なかったので、ログによってより詳細な情報が分かりそうです)

こんな感じで使い方はとても簡単でした。

Push Notifications Consoleへの不満

このコンソールによってサードパーティー製のツールが不要になるかと思いきや、まだ微妙な点が。。

  • 送信履歴から同じ通知を再送する機能がない(全く同じ内容の通知データをコピペで作らないといけない)(追記: 再送信機能が追加されました👏)
  • 送信履歴の削除・順番の入れ替えができなく、通知の種類ごとのテンプレートをまとめることができない

とくに1つ目が致命的だと思っていて、同じ通知を複数回送りたいケースはよくあるので再送機能がないと使う気になれない。。

まとめ

今のところは使い勝手が悪く、しばらくは今まで通りサードパーティー製のツールに頼ることになりそうです。
ただ、ログが見れる機能は便利なので、”テスト通知がなぜか届かない!”みたいなときはコンソールを使ってログを見ると原因が分かるかもしれません。

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