PartyRockのPublic Roadmapを眺めていたら昨年のre:Inventでリリースされたばかりの基盤モデルAmazon NovaがPartyRockで利用可能になっていました。
Access select new state-of-the-art foundation models from Amazon - Nova Micro, Nova Lite, Nova Pro for text generation and Canvas for image generation.
正確なリリース日時は不明ですが、以下4つのモデルが利用可能になっているようです。
- Amazon Nova Micro
- Amazon Nova Lite
- Amazon Nova Pro
- Amazon Nova Canvas
Amazon Novaの確認を兼ねて簡単なアプリを作成してみます。
PartyRockとは
PartyRockはAWSが提供している生成AIの教育ツールです。
ノーコードでアイデアを生成AIアプリケーションとして形して、実験を通して生成AIを学ぶことが出来ます。
AWSアカウントは不要で、Google/Amazon等のアカウントがあればどなたでも無料で利用を開始できます。
コーディングの知識がなくても簡単なプロンプトで生成AIを試すことができますので、生成AI活用のアイデア出しに最適です。
Text Generation
早速、Amazon Novaを動作確認してみます。
アップロードしたドキュメントを要約するアプリを作成します。
公式に対応している言語は英語ですが、日本語のプロンプトも受け付けます。
ドキュメントアップロードとText Generationが2つの簡易的なアプリが出来ました。
アップロード可能なドキュメントの文字数は80万文字/500ページ相当まで(以前は12万文字/95ページ相当でした)
Text Generationの基盤モデルをAmazon Novaに変更してみます。
Amazon Titen Textと入れ替わりでAmazon Nova Micro / Lite / Pro の3モデルを確認できますね。
ここではAmazon Liteを選択します。
問題なく要約もできています。
Image Generation
画像生成も動作確認してみましょう。
プロンプトの指示通りの画像を生成するアプリを作成します。
Amazon Titan Imageと入れ替わりでAmazon Nova Canvasが追加されています。
Amazon Novaで生成した画像です。
Seed値を固定して複数のパターンで生成してみました。
さいごに
最新の基盤モデルAmazon NovaをParty Rock上で気軽に試すことができるようになりました。
Amazon Novaだけでなく、Bedrockで利用可能な基盤モデルも随時追加されています(直近だとMistral系が追加)
その他にも定期的なアップデートが予定されているようですので、出来ることの幅が広がりそうで楽しみです。
(教育ツールという位置づけなので、本番利用としての想定はされていない点は認識しておきましょう)