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DBスペシャリスト不合格レポート

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#はじめに
##この記事は?
データベーススペシャリスト試験(以下、DBスペシャリスト)の2019年春試験を受けて不合格だったため、忘備録として今回行った試験対策をまとめたものです。

##前提条件
私は今年の4月に新卒として就職し、SIerになりました。
昨年の春試験で応用情報技術者試験を取得して今回午前Ⅰが免除だったことに加え、在学中にDBに関する講義を受けていたことからDBスペシャリストを選択しました。
試験勉強を本格的に開始した3月時点では簡単なSELECT文が書ける程度の理解度でした。

#試験対策
##参考書

今回の試験対策には以下の参考書を用いました。
https://www.amazon.co.jp/dp/B07G319LVC
各技術要素の解説だけでなく、過去問の解説も充実していたためとても参考になりました。
(高校数学でチャート式派だった方は気に入るかと思います)

##12月~2月
昨年の12月あたりから参考書をパラパラと流し読みし、2月には午前Ⅱと午後Ⅰの過去問を1,2年分解いて試験の雰囲気を掴みました。
この時点では午前Ⅱは3割程度、午後Ⅰは1割程度しか理解できておらず、本格的に対策が必要だと焦りが生まれました。

##3月
3月は中旬まで研究や引っ越し作業がかさみ、あまり対策が出来ませんでした。
下旬になってから各技術要素について理解できるまで解説を熟読し始め、3月の終わりには8割方読み終えていました。

##4月
4月の1,2週目は残った技術要素の熟読に加え、通勤時間を利用して午前Ⅱを解きました。
主に出勤時の電車内は大変混雑していたため、午前Ⅱはアプリを利用して解いていましたが、不正解だった問題を記録出来たため後々役立ちました。
2週目が終わった時点で10年分ほど取り組むことが出来ており、午後の正答率は7~8割程度となっていました。

また、2週目から午後Ⅰの過去問に着手しました。初めは全く理解が追い付かず、解説をひたすら読んで「なぜこの答えになるのか」を理解した上でもう一度同じ問題を解く、という流れで学習を行いました。

3週目の頭には、通勤中に午前Ⅱで不正解だった問題の再実施を行い、正答率を9割まで高めました。
また、この頃には午後Ⅱの問題も理解でき初め、ギリギリ6割を取れるようになっていました。

試験3日前からまとまった時間をとり、午後Ⅰと午後Ⅱを時間を計測しながら解きました。
午後Ⅰは7割程度安定して解けるようになってきましたが、午後Ⅱが想定通りの問題が来れば6割以上とれる、といった感じでした。

#試験結果
##スコア

試験区分 スコア
午前Ⅱ 96点
午後Ⅰ 72点
午後Ⅱ 41点

結果、不合格でした。

#振り返り
##反省点
午前Ⅱに時間を割きすぎたと感じました。
効率的に合格するためには午後Ⅰ、午後Ⅱの傾向からあらかじめ特化する分野を決めておき、それ以外の分野は午前Ⅱで8割前後を取れるくらいで留めておく必要があったかなと思います。

また、想定外だったのは午後Ⅱの問題構成でした。
私はいわゆるパン屋さんを選択しましたが、今までの傾向であれば大問が3問構成であり、大問1,大問2を中心に対策をしてきました。
しかし今回の構成は大問2問構成であり、大問1はまあまあ解けるけど大問2が全く分からない…といった状態でした。
また、特に対策を練ったリレーションシップで書かされる線が少なく、点の稼ぎどころを失った状態でした。

##良かった点

午前Ⅱの対策はやりすぎではありましたが、自信を持てるスコアが出せたと思います。
正直なところ過去問そのまんまの問題も複数あるため暗記してしまえば合格ラインは固いと思いますが、暗記ではなく解説を熟読したがゆえのスコアだったと思います。
(結果時間を割きすぎて不合格につながってしまったのですが…)

#おわりに

試験勉強を通じてDBに関する知識を深めることが出来たのが一番の収穫であると感じています。
現在の配属先でDBを触ることが多く、早速役に立っているのではと思います。

また、午後2に関して、試験間際にではありましたが問題の意味を理解できる瞬間が訪れました。
後は過去問に取り組んで問題文を読解する速度を向上させれば次は合格に手が届く、という確信が得られたことも収穫であったと思います。

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