はじめに
最近、Electronアプリを作る機会があり、Quramyさんの「Electronでアプリケーションを作ってみよう」を参考にして作っていたんですが、2つ目を作ったあたりから、同じmain.jsやディレクトリ構成を作るのが面倒になってきました。
electronのオプションや、express的なテンプレート作成コマンドが(軽く探した限り)見当たらなかったので、コマンドを自作してみました。
もし既にあるなら教えてください<(_ _)>
インストール
インストールは下記コマンドから。
$ npm -g install electron-template
利用方法
実行のコマンドはこちら。
$ electron-template <applicationName>
<applilcationName>はお好きな名前を。
実行後は、カレントディレクトリ配下に、下記構成のファイル/ディレクトリが作成されます。
<appicationName>
├ main.js
├ package.json
└ renderer
├ html
│ └ index.html
├ js
└ css
RenderProcess用のファイルは、rendererディレクトリ以下に置くことを想定しています。
ただし本コマンドで作っているのは、main.jsから読み込まれるhtml/index.htmlだけで、js, cssディレクトリは空です。
お好みでファイルを追加してください。
この状態で、
$ electron <applicationName>
または
$ cd <applicationName>
$ electron .
を実行すると、アプリが立ち上がります。
あ、当然electron-prebuiltを入れておいてください。
これがないと、このコマンドで作ったテンプレートは動きません。
$ npm -g install electron-prebuilt
2016/02/12追記:
自作のテンプレートがある人は、このコマンドで作られるテンプレートが使いづらいかもしれません(各種ライブラリを入れておきたい、とか)。
なので、そういったものを"template"ディレクトリに保存しておけば、コマンド実行時に"template"ディレクトリからコピーするようにしてみました(package.json以外)。
逆に"template"ディレクトリになにかしらファイルがあれば、単にそれをコピーするだけです。
"template"ディレクトリの場所は、
$ electron-template -t
で表示されます。
またMac OS Xの場合は、ターミナルから
$ open `electron-template -t`
で、Finderで"template"ディレクトリが開き、
Windowsの場合は、コマンドプロンプトで、
Z:¥> for /f %A in ('electron-template -t') do explorer %A
で、Explorerで開きます。
が、なんか冗長だなぁ。。。パイプ/リダイレクトではうまくいかなかった。。。
Linuxは、、、手元に環境がないので動作確認してません。