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軽量ディストリ『Runtu』のススメ

Last updated at Posted at 2021-11-15

理由

・軽量

とにかく、これに尽きる。
軽量ubuntuのディストリとして、Xubuntu,lubuntu等あるが、それらを凌駕して軽い。

参考) lubuntuとの比較

状況は、共にインストール直前時、仮想マシン(KVM)にてvCPU4個、メモリ4G
計測は、xfce4-taskmanagerをインストールにて

runtu

image.png

lubuntu

image.png
メモリ使用量が3%少ない。

・必要なアプリが一式揃っている。

それも、最近のubuntuで惜しまれて消されたアプリまで

Runtuって何者?

デスクトップ環境がOpenbox。
ロシア製。
もう十年以上前から存在しているらしい。

じゃあ欠点は?

・WakeOnLanができなかった(我が家のPCにおいて(aspier es1-132)。
↑コレ、同一設定でubuntu本家はできた。でも、使う?
・runtu独自の設定ツール(プリンタードライバ・LibreOfficeインストールツール)がロシア語表記
↑ただし、ディストリで親切に設定してくれている箇所であり、また、Enterを押すだけの箇所ではあるので、欠点というほどのことはない)

と、いうワケで、runtuのインストールの仕方

基本的にこちらを元にしていけばOKだが、以下二点の補足。
・インストール時の文字化け対策
・日本語入力設定

・インストール時の文字化け対策

日本語フォントの/usr/share/fonts直下へのコピーは必須
筆者はそのため、マウス操作で
→ホームディレクトリ直下に.fontsフォルダを作成
→デフォルトだと隠しフォルダが表示されないのでctrl+hでそのフォルダを表示
→フォントをコピー
(以下、参考図)
範囲を選択_003.png

次に、/usr/share/fontsへコピーするのだが、ルート権限なしにはできないので、左下のターミナルを開き、下記コマンドでファイルマネージャーをルートで開く

sudo pcmmanfm

あとは、以前作成した.fontsフォルダの中身を/usr/share/fontsの中身へマウス操作でコピーしてOK(uuid以外)
(以下、参考図)
範囲を選択_002.png

・日本語入力設定

下記さえ、済めば、日本人向けにオープンなLinuxが。
まず、キーボードを日本語設定にする
→画面右下の国旗マークを右クリック
image.png
出てくるボックスの中より"Keyboard Layout Hnadler"" Settingsを選ぶ
image.png
追加ボタンを押す
image.png
日本語を選択してOK
image.png
元のboxに戻ったら、usやruを選択して削除(使わないので)
image.png
これで、キーボードが日本語設定になる
image.png

次にfcitxで日本語入力できるようにする
まず、下記コマンドでfcitx関連の必要なモジュールをインストール
途中なにか聞かれた際には、Enterで
※アップデートやアップグレードでそれなりに待つ

sudo apt update -y && sudo apt upgrade -y
sudo apt install -y  fcitx fcitx-mozc fcitx-config-gtk im-config

これで、ログアウトか、再起動すれば日本語入力OKに。

総括

軽量でありながら、必要なアプリは一式取り揃えている驚異のOSであった。
我が家では低スペックPCや母艦相当に導入しており、問題なく稼働している。

関係ないが、この軽さと機能性に触発されて、筆者はOpen Linuxこと、Ubuntu超軽量化プログラムを作ってしまった

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