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【OCI】FastConnectについていろいろ #2(接続モデル)

Last updated at Posted at 2022-05-31

###はじめに

前回はFastConnectのサービス概要、基本情報について触れさせていただきました。
今回はFastConnectの接続モデルについてご紹介できればと思います。

###FastConnect接続モデル
FastConnectの接続モデルは以下の通り接続方法によって3パターンに分かれます。
image.png

①Oracleプロバイダ
プロバイダ設備(Partner Edge)とオラクル設備(Oracle Edge)間の物理回線はすでに敷設/接続済みです。
Oracleプロバイダのキャリア網/専用線サービスを契約しているユーザが既存網とOracle Cloudとの接続を
希望する場合にPartnet EdgeとOracle Edge間で予め接続してある物理回線の中から
仮想回線(Virtual Circuit)の形で提供
することによりOracle Cloudと接続するための経路を確保します。
この場合、物理回線は複数ユーザで共有することになります。
image.png

②サードバーティ・プロバイダ
サードパーティ・プロバイダはOracleプロバイダ以外でOracle Cloudとの接続サービスを
提供するプロバイダのことをいいます。
Oracleプロバイダとの違いはPartnet EdgeとOracle Edge間の回線の提供方法にあります
Oracleプロバイダはすでに敷設/接続済みの物理回線の中から仮想回線(Virtual Circuit)の形で提供するのに対し、
サードパーティ・プロバイダはユーザごとに敷設・接続しての提供になります。
この場合、物理回線は1つのユーザで占有することになります。
image.png

③コロケーション
FastConnect Locationにコロケーション環境を持つ場合はユーザ自身がユーザ環境(Customer Cage)と
Oracle Edge間の物理接続を用意してOracle Cloudと接続することができます。

image.png

###参考情報
①Oracleプロバイダ・リスト
・Tokyo region
・Osaka region

②関連ドキュメント
・Oracleパートナー(プロバイダ)の使用
・サードパーティ・プロバイダの使用
・FastConnect: Oracleとコロケート

###まとめ
今回はFastConnectいろいろの第2回目として接続モデルについてご紹介しました。
各接続モデルの特徴について簡単にまとめると以下の通りになると思います。

①Oracleプロバイダ
プロバイダ設備とOracle設備間がすでに接続されており
仮想回線の作成のみでOracle Cloud間の経路が確保できるため
申込から開通までの納期が短いことが特徴と言えます。

②サードバーティ・プロバイダ
プロバイダ設備とOracle設備間をユーザごとに専用の物理回線で接続するため
高いセキュリティとパフォーマンスが特徴です。

③コロケーション
FastConnect Location内の短距離における接続になるため配線のコストが安価な上、
接続モデルの中で最も高いパフォーマンスが出せるモデルになります

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