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【合格体験記】CG-ARTS検定 画像処理/CGエンジニア検定 ベーシック

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はじめに

画像処理やCG関連の知識に興味があり、その学習の一環としてCG-ARTS主催の下記の2試験を受験しました。

  • 画像処理エンジニア検定 ベーシック
  • CGエンジニア検定 ベーシック

本記事には、試験勉強や受験当日のこと等を「合格体験記」としてまとめました。
CG-ARTS主催の検定を受けるか検討されている方や、既に勉強をされている方の参考になれば幸いです。

CG-ARTS検定とは

公益財団法人画像情報教育振興協会(CG-ARTS)が実施する「画像を中心とした情報分野のスキルアップを図る」ことを目的とした検定試験です。
CG-ARTS検定には下記の5つの検定試験があります。

  • CGクリエイター検定
  • Webデザイナー検定
  • CGエンジニア検定
  • 画像処理エンジニア検定
  • マルチメディア検定

各検定試験ごとに2つの難易度 (ベーシック、エキスパート) が用意されています。ベーシックでは基礎知識の理解が、エキスパートでは専門知識の理解と応用能力が求められます。

試験概要

  • 試験実施回数: 年2回 (前期・後期)
  • 試験時間: 1コース受験 60分, 2コース受験 100分
  • 問題形式: 複数選択式 (複数の選択肢から解答を1つ選ぶ)
  • 解答方式: マークシート
  • 合格点: 70点 (100点満点。公式ページのFAQを参照)
  • 受験場所: 各試験会場
  • 受験費用: 1コース5500円

午前中にベーシックの試験、午後にエキスパートの試験が行われ、それぞれ2種類の検定を併願できます。
例えば、午前中に画像処理エンジニア検定とCGエンジニア検定のベーシックを、午後にその2検定のエキスパートを受験する、ということも可能です。

志望動機と検定選び

試験勉強を通して画像処理・CG系の知識をより広く身に付けたいと思い、受験勉強を決めました。
画像処理エンジニア検定とCGエンジニア検定には共通の試験問題があり、同時に勉強・受験できるメリットが大きいため、併願することにしました。
最初の受験かつ併願のため、「ハードルを低めに設定する」意図でベーシックを受けることにしました。

参考書

CG-ARTS公式の参考書があります。
ベーシック試験の参考書は、画像処理エンジニア検定とCGエンジニア検定で共通の1冊になります。

ビジュアル情報処理 -CG・画像処理入門- [改訂新版]

ビジュアル情報処理

画像処理・CGに関する基本的な知識が幅広くまとまっています。試験を受ける/受けないにしろ、画像処理・CGの入門書として持っていて損のない良書かと思いました。

問題集

画像処理エンジニア検定とCGエンジニア検定に各1冊ずつ公式問題集があります。
2冊とも、ベーシックとエキスパートそれぞれの演習問題が載っています。
私はエキスパートの受験も視野に入れて2冊とも購入しました。解きごたえがあり、とても良い演習になりました。

画像処理エンジニア検定エキスパート・ベーシック公式問題集

画像処理エンジニア検定_公式問題集

CGエンジニア検定エキスパート・ベーシック公式問題集

CGエンジニア検定_公式問題集

※ 私は上記の改訂第三版を使って勉強しましたが、2024年3月中旬に第四版が発行されるようです。

試験勉強

とにかく参考書を読み返し、公式ページに掲載されている過去問と問題集を使って問題演習をしました。

参考書の周回

問題演習を始める前に、公式の参考書を10周以上読みました。
その際特に、検定間で共通問題である知的財産権に関しては重点的に読みました。

問題演習

試験の1, 2週間前頃から過去問と問題集の問題を解き始めました。問題を解き直す時間はありませんでしたが、最低限間違えた箇所は参考書で復習するようにしていました。

過去問はCG-ARTS公式ページに過去2回分の試験問題と解答が掲載されています。
https://www.cgarts.or.jp/v1/kentei/past/index.html

合格点は70点以上ですが、安定して80点以上は取れることを目標にしていました。
過去問を解く際には解答時間も計測し、1検定につき30分前後で解けることを確認していました。

検定試験申込

申込期限に気を付けてください。
私は元々前期の試験を受けるつもりでしたが、申込期限を日曜日と勘違いして検定を申し込みそびれました…

試験当日

解答の見直し時間も込みで75分程度で解き終えられました。2検定受験の場合の試験時間は100分でしたが、時間に余裕を持って解けました。

受験の一般的な事項ですが、試験を受ける際の注意事項は下記の辺りかと思います。

  • マークシート形式のため、丁度良い濃さ(HB)の鉛筆かシャーペンが必要です。
  • 腕時計があると良いと思います。試験会場に時計がない場合があります。(私が受験したときの会場にはありませんでした。)

試験結果

余裕を持って合格点が取れていました。
知的財産権の分野が苦手だったため、何問か間違える想定をしていました。当日は思いの外にミスを減らせました。
解答の確認時間を十分に取れ、自信が無い解答を見直して潰せたのが大きい要因だったと思います。

試験結果_画像処理エンジニア検定.jpg

試験結果_CGエンジニア検定.jpg

受験後

受験日から1か月後にweb上のマイページから合否の結果を確認できます。
受験日から2か月後に紙の合否結果と合格証明書が届きました。

まとめ

この試験勉強を通して、画像処理やCGの基礎的な知識を網羅的に学べました。何か画像系の勉強をして資格が欲しいと考える方には、十分おすすめできる資格かと思います。
ベーシックの試験では特に計算が必要な問題等はありませんでしたが、エキスパートではより高い専門性が問われそうです。
次はエキスパートの受験を目指していきたいです。

参考

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