どんな話?
ワケあって、AWSに、請求金額を調整してもらった話です。そして、AWS Budgetsを設定しました。
目次
背景
学習目的で、RDSを利用していました。
そして、学習を終え、数週間が過ぎたころ、すでに別の学習へと移っていましたが・・・
RDSのリソースをそのままにしてしまっていた!!!1ヶ月も!!!!
RDSを使い終えたのは12月の初めころ、そして、12月の請求を見ると・・・・
RDSで$188.27(この時の日本円で3万円ぐらい)も請求されておりました。
(※合計金額が$24程になっていますが、請求金額を調整してもらった後の画像だからです。ご了承ください。)
使用したRDSは学習目的でして、この金額は支払うのは、さすがに抵抗があったので、AWSに請求金額を調整してもらうように試みました。
原因はRDSリソースですが、学習を終えた後、削除し忘れた私に100%落ち度があります。。
しかし、このような自責の場合でも、初回に限り、請求を調整してくれるかもしれません。(保証はできません)
今回の場合は調整してくれました。(RDSの請求を免除してくれた)
この記事を読んでわかること
- AWSからの請求(背景部分) 〜 サポートへの問い合わせ(サポートへの謝罪) 〜 実際に請求金額を免除してもらうまでの一連
- 再発防止策の実施(AWS Budgets)
この記事を参考にさせていただいた
ケースは異なりますが、以下の記事を大変参考にさせていただきました。
読者対象
- 自分のように、意図しない課金が発生してしまい、免除してほしい方(はじめてだから許してほしい方・・)
- 高額請求を防止するため、通知する仕組みを設定したい方
実際にやってみた!!
1.サポートへの問い合わせ(サポートへの謝罪)
まず、ことの経緯を添えて、サポートに謝り、RDSの料金を免除してほしい旨連絡しました。具体的には、以下の情報です。
- 2022年12月分のRDSの料金免除してほしい
- 請求された実際の金額
- RDSの利用目的
- 学習目的であることを伝えた
- 商用サービス目的でないことを伝えた
- 再発防止策(ここ大事だと思います。二度とこのようなことが起こらないよう、実施した対策を伝えましょう)
そして、AWSから返信があり、請求調整を行うには、以下の情報が必要とのことです
1)詳細なユースケースについて
該当サービスを起動した詳細なユースケース(理由)をお知らせください。
2)リソースについて
今一度お客様のお手元にて該当サービスの削除が全リージョンにてできているかの確認をお願い申し上げます。
不要なサービスは停止ではなく、削除をお願いいたします。
3)対象範囲について
意図していない対象期間、金額、対象サービスについて今一度確認いただき、お知らせください。
以下はいただいている情報でございます。お間違いないでしょうか。
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対象期間:12月請求分
対象サービス:RDS(東京/パリ リージョン)
※対象サービスのうち、特定のリソース/リージョンのみが対象の場合は、ご明記ください。
対象金額:$188.27
※税抜きにてご明記ください。
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3)については初回問い合わせ時に情報を提示していたので、サポートからの認識確認となっていますが、
基本的に上記三項目の情報を添えて、サポート請求調整をしてほしい旨問い合わせを行えば、検討してもらえると思います。
このあと、AWSから再度返信があり、今回の場合に限り、RDSの部分の料金のみ免除してもらえることになりました(ホッ。。。)
2.再発防止策を実施した(AWS Budgets)
今後このようなことが起こらないよう、AWSBudgetによるものを設定しました。
以下の設定を行うことにより、以下のタイミングで、指定したメールアドレスに通知を行うことができます。
1. 設定した予算に対して、請求金額が85%以上になったとき
2. 設定した予算に対して、請求金額が100%になったとき
3. 当該月の請求金額が、設定した予算を超える(100%になる)とAWSに予測された時
設定手順
- 予算の設定:
テンプレートを使用(シンプル)
- テンプレート新規:
月次コスト予算
- 予算名:任意
- 予算額:任意
- こちらに、しきい値となる予算金額を設定します。
- 今回の場合$40として設定しました。
- Eメール受信者:任意
この設定の良いところは、予算金額に対して、3つのタイミングで通知をもらえるところです。
複数のタイミングでアラートを発砲してくれるので、「高額請求されてびっくり!!!」みたいなヒヤヒヤは解消されますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
自分が意図しない請求がされ、支払うのに躊躇ってしまうような金額だった場合、
- サポートに、調整可能か問い合わせしてみること
- 再発防止策を講じること
以上を行えば良いと思います。
冒頭にも触れましたが、請求金額を調整できるかは、ケースによると思うので、保証はできません。それでも、今回のAWS Budgetsでアラームを設定したように、「こんな設定いれこんで、再発しないように気をつけます!」みたいな誠意をみせることは大事だと思います。
参考にした記事