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GLOBISAdvent Calendar 2022

Day 6

地方エンジニアが東京の会社でフルリモートで1年働いてみたけど人生変わりそう

Last updated at Posted at 2022-12-06

はじめに

こんにちは!グロービスで「ナノ単科」の開発を担当しています、GDPの堀尾です。
GLOBIS Advent Calendar 2022 の6日目として、広島からフルリモートで働いている私が、「地方のエンジニアがフルリモートでグロービスにジョインして1年」ということで、転職活動から今までを振り返ってみたいと思います。

簡単な経歴

  • 1992年 広島生まれ
  • 小学校から大学まで地元の公立校で過ごす
  • 社会人になり地元IT企業を2社経験
  • 2022年1月 グロービス・デジタル・プラットフォーム(GDP)にジョイン。ナノ単科の開発に従事。

ナノ単科とは?

ナノ単科はグロービス経営大学院が2021年10月から提供している教育プログラムです。動画学習はもちろん、AIを使った学習コンテンツや大学院講師によるライブ授業、受講生同士で学習理解を深めるグループワークなどを通じて、6週間で仕事に活かせる基礎スキルを身につけることができます。

地方勤務で30歳目前、日々募る危機感

もともと広島のWeb系ベンチャーでエンジニアとして働いていましたが、30歳を目前にした私は漠然とした不安感を抱え、東京の会社に転職したい!と日々悶々としていました。

どんな不安感を抱えていたかと言うと、

  • 自分の技術力を中途半端に感じていた
  • 今の会社でこのまま働き続けていいのか
  • 東京の人が何を考えて、どう働いているのか知りたい
  • ネットで調べているだけでは得られる情報に限界があると感じていた
    • イケてるサービスのこと、もっと中に入って知りたい!

なんとなく「このままだとダメなんじゃないか」「いつかエンジニアとして死ぬんじゃないか。。」などなど不安感が日に日に募っていたことを覚えています。

前職では主に受託系の案件が多く、「作っては次の案件」という開発がほとんどだったため、「多くのユーザーが使うサービスに携わりたい」「サービスを長期的に成長させていきたい」というのも大きな転職理由の一つでした。

このままじゃダメだ。。転職を決意する

というわけで「転職しよう!」と思い立った私は早速転職エージェントに登録し、以下の条件で企業を探してみることに。

  • フルリモート可能
  • モダンな技術を使っている
  • 長期的にサービスに携われる
  • 人の生活や人生を変えるようなプロダクトに関わりたい

グロービスは「GLOBIS 学び放題」や企業研修をやっているということでなんとなく知っていたのですが、新規事業のメンバーとしてエンジニアを募集していたので「おもしろそう!」と思い履歴書を送ってみたところ面接してもらえることに。3次面接まですべてzoomでのオンライン面接でしたが、なんとか内定をいただくことができました。

フルリモートで働ける企業はここ数年でかなり増えてきています。地方在住では関わることができなかったような企業が門戸を広げているので、エージェントに登録したり求人を漁ってみたり情報収集することをおすすめします。
グロービスでもフルリモート採用をしていますしカジュアル面談もやっていますので、興味のある方は是非!!

グロービスでエンジニアとしてフルリモートで働いてみて実際のところどう?

僕が所属しているナノ単科の開発チームでは、僕を含めフルリモート(もしくは半リモート)で働いている人が多く、僕のように首都圏以外で働いている人や、日本だけではなく海外からも参加しているメンバーがいます(オランダは8時間時差があるらしい..!逆に韓国は時差がないらしい!知らなかった…!)。

うちのチームではほぼ100%がフルリモート or 半リモートで働いていて、オフィス付近に住んでいるのに2ヶ月近く出社してないという人も。グロービスではコロナ禍以前からフルリモートでの採用を行っていましたが、ここ数年で一気にスタンダードになってきた感はありますね。

ということで、フルリモートでエンジニアとして1年開発してみての所感をまとめてみました。

初対面がリアルだったのが大きかった
入社して3ヶ月は怒涛のように過ぎていきましたが、思っていたよりオンボーディングには苦労しませんでした。
というのも入社してすぐに東京の本社に行くことができ、そこでチームのメンバーとリアルで話す機会を設けてもらったので、初対面がzoomの画面ではなく生きている人間だったのがとても良かったです。
はじめの1週間を本社で過ごし、上長やメンバーとリアルで過ごす中で開発環境の構築やこれから作るサービスのキャッチアップを行うことができたので、スムーズに開発に移ることができました。

情報への感度が高い人が多い
技術だけじゃなく、良い組織をつくるには?、開発体制の話、個人開発、副業などの新しい働き方、ビジネスサイドの考え方などエンジニアとしての生存戦略という意味でも勉強になることが多いです。
また、業務委託として参加するメンバーが多く、本業ではこんな風に開発してるよといった話を聞くことができるのもめちゃくちゃ勉強になります。

思ったよりリアルで会う場がある
入社してからはあんまりリアルで会う機会が無いのかなぁ。。と心配していましたが、意外とチームのメンバーとも会うことができています。
グロービスではリアルでのコミュニケーションも重要視していて、交流を深めることができるイベントが多く開催されていたり、チームの懇親会も定期的に開催されていて、月に1回位のペースでリアル飲み会などに参加できています。

常設のZoom部屋でオフィスにいる感
フルリモートで働きはじめてとメンバーと雑談する機会がグッと減ったという方は多いのではないでしょうか?
ミーティングなどで話す機会はあると思いますが、決まった時間でアジェンダを消化する必要があったりで雑談する時間が無いと、よりコミュニケーションの機会は減るのではと思います。
うちのチームでは常設のZoom部屋があり、雑談以外にも開発で詰まった時に質問したり、モブプログラミングしたり、1on1したりなど、オフィスっぽく活用できているので1人じゃない感があって良いです。

聞いた話によるとgatherというバーチャルオフィスを利用している会社もあるようで、テレワークであっても誰かとコラボレーションできる環境を整えることは重要だと感じています。

スクリーンショット 2022-12-02 16.57.43.png

フルリモートのここが難しい

逆にフルリモートしてみて「ここが難しかった」をまとめてみました。

スタンダードになったとは言えまだまだフルリモートでの働き方には課題もあると思います。チームとして、個人として解決していければより良いリモートライフが送れそうだなぁと日々格闘しています。

積極的に人と話さないと誰とも喋らず終わる日もある
今では常設のzoomの部屋で、いつでも会話することができていますが、とくにミーティングなどもない時は全く人と喋らない場合もあります。
前職でも一時期リモートワークでしたが、コンビニに夜ご飯を買いに行って「袋おつけしますか?」に対する「お願いします」が、その日の一言目だったことがあります。
そのくらい、意識しなければどんどん話さなくなってしまう点は注意しなければと思います。

テキストコミュニケーションは思ったより脳を使うぞ
基本的にSlackベースのコミュニケーションなのですが、直接会話すればすぐに済む話でも、やたらと心理的ハードルが高くなるなと感じました。
なんとなく「きれいな文章を書かなきゃ」「これほんまに伝わるのか?」みたいに余計に脳を使うなぁと思いました。

その他個人的に感じている課題

  • 通勤って運動だったんだなと実感する
    • フルリモートって通勤が無くて神!だと思っていましたが、明らかに運動不足になっていると実感します。運動しないとまじで足が死ぬので毎朝歩くようにしてます。
  • テンションの上げ方が難しい
    • 良くも悪くも刺激が少なくなってしまうので自分で自分のテンションをコントロールする必要があります。体を動かしてみたり、カフェで作業してみたり、できるだけ普段と違う活動で刺激を与えてあげると効果があるなと感じました。
    • ヘンテコな動きをすると落ち込んでいても元気が出る」という研究内容が少し話題になりましたが、自分も以前から現場猫の「ヨシッ!」というポーズをしたりして1人で笑ったりしていました。効果あります。

フルリモートなのにリアルイベント?グロービスの面白い取り組み

グロービスでは社員の交流を深める意味で色々と面白い取り組みを行っています。
いろんなイベントに参加できるので、普段はリモートで働きつつリアルな場でも濃い話ができるというのはとてもありがたかったです。

G1サミット
政財界の著名人が集まり、日本の課題などを議論する場。
グロービスの社員が設営スタッフとして活躍しています。最強の福利厚生という声も。

リトリート
ASリトリート(全社員が泊りがけでわいわいするイベント)や、部門リトリート(部門のメンバーが泊りがけでわいわいするイベント)があり、アクティビティを通して交流を深めることができる。
同じ部門でも話したことがない人もいるので、「あなたがあの人ですか!」で感動できる。

スタンプラリー
入社3ヶ月以内に他の部署の人と行う1on1。
最低5人というノルマがあり、話した内容をチームのメンバーに共有するという活動。

シャッフルランチ
同じ部門内でランダムに集められた5〜6人でランチ(zoomで)
デスゲームっぽい設定だが、ほぼほぼ初対面のメンバーでお互いの仕事内容や人となりを知れるのは楽しい。

さいごに:地方からフルリモートで1年働いてみての振り返り

もし1年前の悶々としていた自分に声をかけることができるとしたら、

「このままで良いのか?なんとなく不安。。」だと思っているなら色んな会社の働き方を知ることは今後のキャリアにプラスになるよ

と言ってあげたいです。

リモートで働くことのしんどさや大変さはもちろんありましたが、それ以上に自分のキャリアにとってプラスになる経験をすることができています。
逆に自分自身いろんな課題が見えた1年でしたが、それも自分を成長させてくれる糧になるので、まだまだ慣れない部分もありますが「人生変わりそうだな」と思える1年になりました。

この記事を読んでくださっている皆さんも、こんな悩みを抱えているかもしれません

  • いろいろできるけど中途半端に感じている
  • 今の会社でこのまま働き続けるのだろうか
  • なんとなく今の環境に限界を感じてきた
  • キャリアを重ねてきて新しいチャレンジがしたい

これはすべて1年前までの自分が抱えていた悩みでもあります。もし、「うーんちょっと人生変えるか」と少しでも感じているなら思い切ってチャレンジしてほしいなと思います。悶々としているすべてのエンジニアに届けば幸いです。

GLOBISで一緒に働く仲間を募集しています!

グロービスの開発組織では、一緒に働けるエンジニアを探しています!
まずは、カジュアル面談を通して、あなたに合う組織かどうか確かめてみませんか?

https://recruiting-tech-globis.wraptas.site/

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