既存DBからER図をリバース
本稿では、Eclipseプラグイン
のERMaster
を使用し、JDBC接続
した既存DBからER図
をリバースする手順について紹介する。
インストール
-
Eclipseをインストールする。
-
ERMasterをインストールする。
※
ERMaster 1.0.0.v20150619-0219
のRDBMS対応状況RDBMS クラス名 DB2 com.ibm.db2.jcc.DB2Driver H2 org.h2.Driver HSQLDB org.hsqldb.jdbcDriver MSAccess sun.jdbc.odbc.JdbcOdbcDriver MySQL com.mysql.jdbc.Driver Oracle oracle.jdbc.driver.OracleDriver PostgreSQL org.postgresql.Driver SQLServer com.microsoft.sqlserver.jdbc.SQLServerDriver SQLServer 2008 com.microsoft.sqlserver.jdbc.SQLServerDriver SQLite org.sqlite.JDBC -
JDBCドライバ
(JARファイル
)をダウンロードし、適当なパスに配置する。
※1つのRDBMS/クラス(上表の各行ごと)に複数のJARファイル
を指定可能 -
データベースを用意し、接続情報を確認しておく。
※参考:データベース接続情報
項目 MySQL Oracle MSSQL PostgreSQL サーバー名 localhost localhost localhost localhost ポート番号 3306 1521 1433 5432 データベース名 world master Northwind (任意) ユーザ名 root scott SA パスワード password tiger (任意) ※参考:サンプルDB
RDBMS サンプルDB情報 MySQL https://dev.mysql.com/doc/index-other.html Oracle $ORACLE_HOME/rdbms/admin/utlsampl.sql MSSQL https://github.com/microsoft/sql-server-samples/tree/master/samples/databases PostgreSQL
セットアップ
JDBCドライバ
-
Eclipseの
環境設定
を開く。 -
ERMaster
-JDBCドライバー
を開く。 -
追加
ボタンをクリックする。 -
JDBCドライバのパス
ダイアログが開く。 -
参照
ボタンをクリックする。 -
ダウンロードした
JDBCドライバ
を選択する。
ER図を作成
新規作成
-
Javaプロジェクト
を新規作成する。 -
プロジェクト名
を右クリックし、ERMaster
を新規作成する。 -
新規ER図作成ウィザード
が開く。 -
データベース
プルダウンから、登録済みのJDBCドライバ
を選択し、完了
ボタンをクリックする。 -
ERMaster
エディタで.erm
ファイルが開く。
既存データベースからリバース
-
ERMaster
エディタ上を右クリックする。 -
インポート
-データベース
メニューをクリックする。 -
データベース
プルダウンからJDBCドライバ
を選択する。 -
上記の表を参考に、
データベース接続情報
を入力し、次へ
ボタンをクリックする。 -
デフォルトのドライバを使用する
にチェックを付ける。 -
次へ
ボタンをクリックする。 -
インポートするスキーマの選択
ダイアログが表示される。 -
スキーマを選択し、
次へ
ボタンをクリックする。 -
インポートするオブジェクトの選択
ダイアログが表示される。 -
オプション
を選択する場合はチェックを付ける。 -
オブジェクトを選択し、
OK
ボタンをクリックする。 -
オプションの
現在のER図の情報をクリアする
にチェックを付けると、ダイアログが表示される。問題なければ、OK
ボタンをクリックする。 -
既存データベースからリバース処理が開始され、スキーマ/オブジェクトがER図にインポートされる。