こんにちは。
プログラミング未経験から職業訓練校経由でSESのエンジニア(苦笑)となって5年経ちました。
最初の2年はC言語やってたのでJavaエンジニアとしては3年目です。
そして AWSエンジニアとしては約2年経ちました が、先日3つ目のAWS試験に合格しました。
- Cloud Practitioner
- Solutions Architect – Associate
- Developer - Associate ← New !
そんなレベル感の人間が合格のためにどれくらいコストを支払ったか?の参考になれば幸いです。
そもそものレベル感
ちなみに2023年12月現在 13種類 のAWS資格があります。
AWS資格の難易度は大きく分けて 4種類 あります。
レベル1(Cloud Practitioner)
背景はグレーです。
-
AWS Certified Cloud Practitioner
最も初心者向けの資格です。
実務経験は特になくても合格できますが、実際にサービスをいくつか使っている場合は勉強時間が短縮できます。
レベル2(Associate)
背景は青です。
- AWS Certified Solutions Architect – Associate
- AWS Certified Developer – Associate
- AWS Certified SysOps Administrator – Associate
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AWS Certified Data Engineer - Associate
1年以上の実務経験がある方を目安としています。
※Data Engineerはベータ版のため、 2023/11/27~2024/1/12まで受験が可能 となっています。
レベル3(Professional)
背景はエメラルドです。
- AWS Certified Solutions Architect – Professional
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AWS Certified DevOps Engineer – Professional
2年以上の実務経験がある方を目安としています。
レベル4(Specialty)
背景は紫です。
- AWS Certified Advanced Networking - Specialty
- AWS Certified Database - Specialty
- AWS Certified: SAP on AWS - Specialty
- AWS Certified Machine Learning - Specialty
- AWS Certified Security - Specialty
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AWS Certified Data Analytics - Specialty
5年以上の実務+各種ソリューションに対しての豊富な経験がある方を目安としています。
※Data Analyticsは 2024/4に廃止 されます。
Cloud Practitioner の勉強
AWSサービス自体現在200を超えるサービスを提供しているので、何ができるのか?という取っ掛かりにするための資格です。
例えば代表的なサービスであるEC2はオンデマンドで好きなスペックのコンピュータを好きな時間だけ借りられるサービスですね。
S3はシンプルなキーバリュー形式のストレージサービスで、Lambdaはサーバレス環境を提供するサービス。Snowmobileはデータを物理的な力でクラウドに転送するサービスです。
そういう有名どころのサービスの名前と概要をざっくり覚えれば合格できます。
クラウド初めて触った自分は10時間~15時間程度の勉強で合格できた記憶があります。
その勉強内容ですが、AWS公式がAWS Skill Builderと言うサービスを提供しています。
その中で AWS Cloud Practitioner Essentials (Japanese) (Na) 日本語実写版 というコースがあり、6時間の動画講座を見ることで全体像をぼんやりと把握することができます。
自分はこの講座と模擬試験を解いて合格できたので 受験勉強代として支払った金額は 0円 でした。
AWS Cloud Practitioner Essentials (Japanese) (Na) 日本語実写版
AWS Certified Cloud Practitioner Official Practice Question Set (CLF-C02- Japanese)
自分が勉強したころは日本語版はなかったのですが、AWS Cloud QuestというRPG形式でAWSを学ぶサービスも提供されていますので、モチベーションがあまり高くない方はこちらをプレイしてもいいかもしれません。こちらも 無料 です。
AWS Cloud Quest: Cloud Practitioner (Japanese) 日本語版
Solutions Architect – Associate の勉強
CPが基本情報としたら応用情報レベルでしょうか。
CPよりも個々のサービスををより詳しく把握しているのを前提として、サービス間の連携を考えて解く必要があります。
例えば
クリックデータストリームを扱うのに最適なサービスはSES, SQS, Kinesisの内どれか?
最低限の労力でコンテナサービスをデプロイするサービスはEC2, ECS, ECR, Lambdaの内どれか?
と言った感じです。
講座としてはSkill Builderの Exam Prep Standard Course: AWS Certified Solutions Architect - Associate (SAA-C03) (Japanese) (Na) 日本語実写版 を受講し、その後はUdemyでセール中にこちらの問題集を購入して10回ほど解きました。
ちなみにこちらは実際の試験よりも難易度が非常に高いつくりになっています。
正答率が40~50%程度の状態で受験したところ、どちらも 合格点ギリギリで初回不合格、2回目合格 となりました。
なので安定して60~70%近く正解できるくらいの知識があれば安全圏で合格できるようになるのではないでしょうか?
受験勉強代として支払った金額は 1800円 でした。
こちらは公式の提供する模試ですが、流石にこれだけで受験するのは勇気がいる・・・。
AWS Certified Solutions Architect – Associate Official Practice Question Set (SAA-C03 - Japanese)
Developer - Associate の勉強
Developerに関しては日本語資料がかなり少ないことが分かっていたので日本語字幕のある英語教材を探しましたが、どうも現在はUdemyにもいくつかあるようです。
自分はまずこちらの動画講座を1.25倍速にして最後まで見終えました。
章末の模擬試験や振り返り込みで30時間程度は使っていると思います。
その後、こちらの模擬試験を合計で8回ほど解くことでギリギリ合格できました。
模試の正答率が60%程度の状態での受験だったので、ただただ運が良かったのかなと思います。
受験勉強代として支払った金額は 3000円 でした。
勉強時間は40時間~50時間 程度でした。
まとめ
試験名 | 勉強代 | 受験費 | 勉強時間 |
---|---|---|---|
Cloud Practitioner | 0円 | 12100円 | 10~15時間 |
Solution Architect - Associate | 1800円 | 24750円 | 30~40時間 |
Developer - Associate | 3000円 | 8250円 | 40~50時間 |
※勉強代はUdemyに支払った金額
※受験費は割引バウチャーなどを利用した結果、最終的にPearsonVueに支払った金額
業務でBeanstalkやCloudFormationを触っていたり、個人開発でAWSを利用してればもっと楽に取れたでしょうし、逆に業務でLambdaやKinesisを触っていなければもっと時間が掛かっただろうという部分もありますのであくまで参考程度に捉えてください。
次に受験目標とするならSysOps Administrator - AssociateかSolution Architect Professionalのどちらかかなぁ・・・・・・。
他の参考サイト
申し込みなどはこちらからどうぞ。
AWS 認定
投稿日が古いので載っている試験が異なる点に注意してください。
AWS 認定試験を受けるときのコツ - Amazon Web Services ブログ
自分は一切使っていないのですが、上司がこちらをひたすら解いてSAAに合格したと言っていたので有用とは思います。
ping-t
最後に自分の書いた記事の宣伝です。
こちらはSAAレベルの知識としてまとめた記事です。
こちらはDeveloperレベルの知識としてまとめています。