12月1日から12月6日まで開催された AWS の世界最大の学習型カンファレンスである AWS re:Invent 2019 に参加してきました!
今年の参加者は65,000人以上で、3,000以上のセッションが連日行われる規模だったようです。学習型カンファレンスと謳っているので、ブレイクアウトセッション(講義形式ののセッション)だけではなく、実際に手を動かすワークショップやハッカソンなどのセッションもあります。
せっかく参加してきたので AWS re:Invent 2019 の参加レポートを書いてみることにしてみました。
準備
JTB ツアーの申し込み
今回は出張扱いで参加することが出来たので、経費精算を簡単にしたかったため、 JTB のツアーで参加しました。申込前後でいくつか不明点があったので、何度かメールで問い合わせをしたのですが、毎回レスポンスが早く凄く助かりました。
セッションの予約
セッションカタログが公開されてから、ワークショップを中心に興味があるものをお気に入りに登録していきました。セッションカタログの公開直後は、開催日時や開催場所の情報が掲載されていませんでしたが、とりあえず興味があるものをお気に入りに登録しておいて、後で調整することにしました。
今年のセッション予約は10月15日2時(日本時間)から開始だったのですが、前日ぐらいに re:Invent Planner というツールを見つけました。このツールはセッションカタログでお気に入りに登録したセッションをカレンダー表示してくれるものです。前日ぐらいになると各セッションの開催日時や開催場所が掲載されているため、このツールを使いながら、キーノートには参加することと会場間の移動のことを念頭に参加するセッションを決めていきました。
人気のあるワークショップは予約開始直後に埋めるという情報があったので、予約開始時間前に起きて、お気に入りに登録していたセッションの予約しました。しかし、同じセッションを重複登録したり、時々セッションカタログで確認すると気にあるセッションがあったりしたので、ギリギリまでセッションの調整をしていました。
最終的に参加前に予約したセッションを下記になりました。
- 12月2日(月)
- Hands-on SaaS: Constructing a multi-tenant solution on AWS
- Getting started with Kubernetes on AWS
- Monday Night Live
- 12月3日(火)
- Keynote by Andy Jassy
- Get started with AWS DeepRacer
- 12月4日(水)
- Use Amazon ES to visualize and monitor containerized applications
- Management and operations for Amazon EKS
- All in on AWS Fargate for high-security workloads
- 12月5日(木)
- Keynote by Dr. Werner Vogels
- Get started with generative AI: Teach machines how to create something new
- Keynote by Dr. Werner Vogels
AWS 認定の取得
AWS 認定保持者が入れるラウンジとノベルティをもらうことができます。
仕事で AWS は4年ぐらい使っており、現在の自分がどれぐらい知識を持っているかも確認したかったので、 AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト を受験することにしました。
受験料金もそこそこするので、一発で合格することを目的に下記の方法で勉強しました。
- 書籍である AWS認定資格試験テキスト AWS認定 ソリューションアーキテクト-アソシエイト を読む
- AWS WEB問題集で学習しよう を通勤と帰宅時に説きまくる
- 書籍と問題集で苦手な分野だと感じたところは AWS サービス別資料 で勉強する
- 公式の模擬試験を受ける
1000点満点の試験なのですが、939点で無事に合格することができました。
本番
参加したセッション
事前に予約したセッションでバッチリだりと考えていたのですが、期間中に発表された Amazon ECS Capacity Providers と AWS Fargate Spot の詳細を知りたくなったので、これらのセッションに参加することにしました。また、 Amazon SageMaker に関するワークショップに参加したいと考えて登録した「Get started with generative AI: Teach machines how to create something new」は AWS DeepComposer に関するワークショップだったようで、最終的に参加したセッションは下記になりました。
- 12月2日(月)
- Hands-on SaaS: Constructing a multi-tenant solution on AWS
- Getting started with Kubernetes on AWS
- Monday Night Live
- 12月3日(火)
- Keynote by Andy Jassy
- Get started with AWS DeepRacer
- Keynote by Andy Jassy
- 12月4日(水)
- Enabling application-first thinking with Amazon ECS capacity providers
- All in on AWS Fargate for high-security workloads
- Cost optimization with containers and Spot
- 12月5日(木)
- Keynote by Dr. Werner Vogels
- AWS DeepComposer: Get started with generative AI
キーノート
下記のキーノートに参加しました。
- Monday Night Live
- Keynote by Andy Jassy
- Keynote by Dr. Werner Vogels
例年とは違ったようで Monday Night Live と Keynote by Dr. Werner Vogels では新サービスが発表されなく、 Keynote by Andy Jassy で新サービスが多数発表されました。新サービスが怒濤の勢いで発表されていくので、キャッチアップするのが大変でした。
キーノートは2時間ぐらいのセッションであり、長時間椅子に座っているのが辛かったです。そのため、最後のキーノートである Keynote by Dr. Werner Vogels は、レジストレーションデスク近くにあった人間がダメになる椅子に座って見ていました。
ワークショップ
下記のワークショップに参加しました。
- Hands-on SaaS: Constructing a multi-tenant solution on AWS
- Getting started with Kubernetes on AWS
- Get started with AWS DeepRacer
- AWS DeepComposer: Get started with generative AI
前半に説明があり、後半は各自で作業を進めていく形でした。自分のアカウントで作業をしていくと思っていたのですが、 DeepRacer 以外のワークショップは専用のアカウントが用意されていました。そのアカウントには作業を進めていくに当たって、必要なリソースが準備されていたので、本質的ではないところで困らないような配慮だと思いました。また、ワークショップの資料は GitHub に公開されているので、後日に復習できるような形になっているのも素晴らしいと思いました。僕が参加したワークショップの資料は下記で公開されています。
- Hands-on SaaS: Constructing a multi-tenant solution on AWS
- Getting started with Kubernetes on AWS
- Get started with AWS DeepRacer
- AWS DeepComposer: Get started with generative AI
ブレイクアウトセッション
下記のブレイクアウトセッションは下記になります。
- Enabling application-first thinking with Amazon ECS capacity providers
- All in on AWS Fargate for high-security workloads
- Cost optimization with containers and Spot
今年の5月頃から仕事で Amazon ECS と AWS Fargate を使い出したので、これらのサービスの最新情報をキャッチアップするために参加しました。
「All in on AWS Fargate for high-security workloads」は、 AWS Fargate のセキュリティ対策がどういったものがあるか興味が合ったので参加したのですが、 AWS Fargate がもともとセキュリティのことをも考えられて実装されているため、セキュリティ周りの話しが少ししかなく、最新情報の話しが中心だったので、途中で退出してしまいました。
「Enabling application-first thinking with Amazon ECS capacity providers」と「Cost optimization with containers and Spot」は、re:Invent 期間中に発表された Amazon ECS Capacity Providers と AWS Fargate Spot の詳細を聴くために参加しました。両方のセッションとも期待した通りの内容で満足できるものでした。
認定者ラウンジ
AWS 認定を取得したのでラウンジが使えるのが良かったです。
ラウンジでは飲み物と軽食が常時提供されているため、リフレッシュする場所に最適だと感じました。しかし、ラウンジのスペースが狭く、時間帯によっては座ることが出来ないこともありました。
また、認定者限定のノベルティをもらうことも出来ました。
食事
re:Invent 期間中は朝ご飯と昼ご飯が各会場で提供されます。提供される食事は美味しくないという話しを聞いていたのですが、想像したよりは良かったです。但し、ホテルでレベルが違いました。個人的にはアリアがおいしく、ベネチアンと MGM はままでした…。
ベネチアンの朝ご飯
ミラージュの昼ご飯
MGM の昼ご飯
アリアの朝ご飯
アリアの昼ご飯
気候
初日の朝に泊まっていたホテルであるトレジャーアイランドからアリアまで約30分ぐらい散歩したのですが、散歩にちょうど良い気温でした。朝と夜が冷えると聞いていたのですが、個人的にはそのように感じなく、東京と変わらない感じでした。
ラスベガスでも時々雨が降るようで、期間中も1日だけ雨が降りました。雨は降らないとと思っていたので、折りたたみ傘を持っていかなったのですが、念のため持っていった方が良いと思いました。
感想
僕が仕事で AWS を使い始めたのは約3年前からです。それから毎年 re:Invent に参加したいと思っていましたが、今年やっと参加することが出来ました。
re:Invent に参加していた方から「熱気が凄いから、一度は参加してみるべきだよ」と言われていましたが、想像していた以上の熱気を肌で感じることが出来ました。充実した日々を過ごすことが出来て、あっという間の1週間でした。
今回はワークショップを中心に参加したのですが、帰国後はハッカソンや Security Jam にも参加に参加してみればと思いました。来年参加できるから分からないですが、参加出来る機会があれば、そのときはハッカソンや Security Jam に参加してみようと考えています。