Intro

Azure Functions では、function.json にトリガーやバインディングなどの設定がされているが、数十といったレベルで多くの関数を作成したときに、この設定内容を一覧で確認したいことがある。function 名の一覧ならば、ソースコード上のディレクトリ名や Azure Portal 上で簡単に取得できるが、function.json の中身となると一つずつ開いて確認するのは効率が悪いので、find、xargs、jq などのコマンドラインで解決する。

Azure Cloud Shell でもよいし、Windows マシンでも WSL でこのあたりのコマンドラインがさらっと利用できるので、手軽に確認できる。

How

状況はこんな感じでたくさんの関数を作ったとする。

$ ls *
host.json  local.settings.json  requirements.txt 

BlobTrigger1:
function.json  __init__.py  readme.md  sample.dat

CosmosTrigger1:
function.json  __init__.py  sample.dat

HttpTrigger1:
function.json  __init__.py  sample.dat

TimerTrigger1:
function.json  __init__.py  readme.md  sample.dat

... まだまだたくさん

たまたま Python を使っているが、function.json は言語に関わらず利用する。JavaScript でも Java でも C# でも同じ方法が使える。

シンプルに `jq` で

全てをずらっと

jq (query) (file path) なので

$ jq . ./*/function.json
... JSON結果は省略 ...

cat をパイプする派であれば

$ cat ./*/function.json | jq .
... JSON結果は省略 ...

bindings.type をずらっと

$ jq .bindings[0].type ./*/function.json
"blobTrigger"
"cosmosDBTrigger"
"httpTrigger"
"timerTrigger"
...

関数名を限定したい場合 `find` と `grep` と `jq` で

$ find . -name "function.json" | grep Timer | xargs jq .bindings[].schedule
"0 */5 * * * *"

Reference

jq : https://stedolan.github.io/jq/manual/
function.json : https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/azure-functions/functions-triggers-bindings
https://github.com/Azure/azure-functions-host/wiki/function.json