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こんにちは、Hohetoです。

本日はAdvent Calendarの3日目です。

タイトルは煽りです。必読というわけではないです。
本日は趣向を変えて、筆者がこれまで読んだ本の中から、botterたちに刺さるであろう本をピックアップしてみました。

感想は完全に筆者の主観です。
総合的に・一般的にみて優れた本でなくとも、botterたちの興味のありそうな内容を扱っていればピックアップしています。

「読み物系」と「参考書系」、あと番外編として「ビットコイナーになるなら」に分けてご紹介します。

読み物系

ウォール街のアルゴリズム戦争

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1990年代から急速に電子化されていく米株式市場と、その裏側で活動したプログラム・トレーダーやヘッジファンドを題材としたドラマ。
「孤高の天才プログラマー」ジョシュ・レヴィン、かっこよすぎるんですけど??
米国の回送注文制度とフロント・ランナーたちの歴史、そして高頻度取引(HFT)を専門にしたファンドの台頭など、botterなら知っておきたいアルゴリズム取引の歴史をこの一冊でほぼ押さえることができます。

最も賢い億万長者

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世界最高(筆者の中では)のヘッジファンド、ルネッサンス・テクノロジーズ社の創業者、ジム・シモンズの半生を綴った本。
世界最高のファンドは、botterの延長にあるものなんですよ(なぜかドヤァ)。
botterの心に刺さる数々の名言が登場します。

「1分ごとに市場を気にしなきゃいけないなんて嫌だ。寝てる間に稼いでくれるモデルが欲しい。」自分も欲しいです。
「100回中50.75回しか当たらないが…、50.75回は100%当たる。そうすれば億万長者になれる。」自分も億万長者になりたいです。
「(収益源の)唯一の防衛策は目立たずにいることです。」そうですよね…。

そしてシモンズの年収は1000億円以上。いい響きですね、年次1000億円。ここまでたどり着くのが最終的な僕らの目標です。

フラッシュ・ボーイズ

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世に「フロント・ランニング」を知らしめたマイケル・ルイスの名著。
数ミリ秒早く注文を通すために、三億ドルかけてまっすぐなトンネルを掘る男たちの物語。
筆者的には「ウォール街のアルゴリズム戦争」の補足的な本になるかなと思います。合わせて読むとより理解が深まるかも。

AI×競馬系の本

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これまで紹介した本と比べ、内容は拙いんですが(書き手が本職の作家ではないため)、競馬×AIはbotterにとって大切なことを教えてくれます。

・データ分析が主流となっていない分野にデータ分析を持ち込むこと。
・「勝ち負け(上げ下げ)」の予測でなく、リスクリワードの歪みを見つけること。

機械学習の特徴量の作り方など、競馬という独自の領域に沿ったものが紹介されていて、新鮮で面白味がありました。
botの世界に輸入できるものがないかな?と考えながら読むのは楽しかったです。

参考書系

アルゴリズム取引の正体

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国内外のアルゴリズム取引についての概要を説明した書。
証券取引所の種類や注文種別、メイカーテイカー手数料などの基礎的な知識、スプレッドやマーケットインパクトなどのコストなど、基礎的な導入から始まります。
アルゴリズム取引の種類として、マーケットメイクや最良執行、裁定取引などが挙げられています。
無論、それぞれの詳細については個別の文献を読まなければ深いところは分からないのだが、体系的に概要を知りたいのなら十分な一冊。

実践 金融データサイエンス

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データサイエンス的な投資手法について、最近流行りの論文のさわりをまとめたような本。
なんとなくで投資を始めている人にとっては、「投資に対してデータサイエンスを持ち込むとはこういうことか!」と、目から鱗が落ちるような本ではないでしょうか。
興味が湧いた手法については、ネットで各々の関連論文などを見つけて深堀りするとよいです。
内容としては、サプライチェーンと株価伝搬の関係、決算短信などのテキストマイニング、オルタナティブデータ(画像や音声)の活用、など。

アービトラージ入門

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このあたりから、「参考書」っぽさが増してきます。
単純に「本を読む」というよりは、金融系の大学1年生が講義で学習するような内容になってきます。
この本ではトレードの**「基礎にして奥義」**である裁定取引について理論をかみ砕いて分かりやすく説明しています。
非botterの方にもおすすめですが、簡単なアビトラボットを動かしている方は理解が一段ほど確実に深まると思います。

botter界隈は「知力は武力」。継続的な学習の習慣作りに持ってこいの一冊です。

経済・ファイナンスデータの計量時系列分析

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大学講義レベルの本。時系列分析の教科書。
株価や経済指標などの時系列データに対するモデリングの基礎、時系列予測の基礎に関する本。
理系大学の講義を苦にしない人でないと厳しいかも。

さらに専門家を目指したい人は

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探求したい人向け。
筆者は目を通しましたが数式も多く、細かなところまでは読んでません。

ビットコイナーになるなら

デジタル・ゴールド

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2016年ごろまでの、ビットコインの初期の歴史を綴った本。最高に面白いです。
自分がこの界隈にいる間は、定期的に見返したい本。ビットコイン黎明期の話にはロマンが詰まっています。

仮想通貨界隈にいる人でまだこの本を読んでない人は、絶対に見たほうがいいです。
確実に知識も深まりますし、何より面白いです。

世紀の大博打

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デジタル・ゴールドでは触れられない、別の側面から見たビットコインの物語。
ギーク&アナーキストとしてではなく、初期のビットコインに「正統派ビジネス」の可能性を見出したウィンクルボス兄弟の物語。
彼らは「2011年初めに市場の1%のビットコインを獲得し、その後1ビットコインも売っていない」。
これこそロマンの物語。

ビットコイン・スタンダード

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ビットコイナー向けの骨太な経済学書籍。
マネタリーを増やして経済活動を活性化させるという現代経済学の王道はせいぜい直近100年間でのトレンドにすぎず、しかもそれは失敗している。
現行の貨幣はどれも政府によって都合よく作られた不健全な貨幣であり、民衆の富を秘密裏に吸い上げる搾取制度であると説く。
ビットコインはなんぞやというより、既存体制をボロクソにこき下ろすパンチの効いた本です。

まとめ

いかがでしたか。書籍は素晴らしい「知識の源泉」です。
このような代物が世の中には数千円でたくさん転がっており、学ぼうと思えばキリがないです。

怪しげな有料の情報商材に手を出す前に、まずは本を読みましょう!読書はいいぞ!

つづく…

本日はここまでです。

次回の更新をお楽しみに!(続くかな…?)

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