はじめに
Amazon Bedrockを勉強している中で、透かし(ウォーターマーク)検出という用語が出てきたため、備忘として残します。
透かし(ウォーターマーク)とは
透かし (ウォーターマーク)とは、著作権の保護や不正コピーの検知を目的として、画像・動画・文書などのコンテンツに、所有権などを表すシグネチャを透かしとして入れる技術です。よく見る例としては、画像提供サイトから取得した画像に「Sample」という半透明な文字列が背景にうっすら表示されていたりしますが、そういったものがウォーターマークに該当するようです。またこの透かしには、可視化されているものとされていないものの2つがあります。
透かしの種類 | 用途例 |
---|---|
可視的 | コンテンツの所有者特定 |
不可視的 | 改ざん検出やコンテンツのトレーサビリティ強化 |
Amazon Bedrockの透かし検出
Amazon Bedrockでは、AWS re:Invent 2023でプレビュー版が公開されたウォーターマーク検出機能が利用可能です。この機能では、画像がAmazon Titan Image Generatorで生成されたものかを検出することができます。
例えば、Amazon Titan Image Generatorで生成した画像を読み込まされるとウォーターマークが検出されますが、外部のサイトから取得した画像だとウォータマークが検出されないようになっております。また、Amazon Titan Image Generatorを画像編集したり、表示形式を変換した場合もある程度、検出可能になっているようです。
おわりに
今回は透かし検出について備忘を残しました。昨今では著名人のディープフェイク画像などが問題として取り上げられることもあり、こういった信頼できる証明を残すことは重要だと感じます。こういった機能をAWSが提供してくれるのは、非常にありがたいです。