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AWSに複数アカウントを作ってもいいのか

Last updated at Posted at 2016-02-09

AWSで複数アカウントを作ってもいいのか、また別アカウント作成により再度無料枠をもらえるのかを調べたところ、AWSのフォーラムに下記のような記述がありました。

Creating multiple accounts is not against the terms of service. It is OK to have different accounts for test and production systems, for example, or for separate business units which have completely distinct email sending that doesn't overlap. However, attempting to circumvent service limits or policies is prohibited by the terms of service, and creating multiple accounts for the purpose of circumventing limits would be a violation of the TOS.

(引用元:AWS Developer Forums: Multiple Accounts with Same Company and Billing Information

これによれば、複数アカウントを持つこと自体は問題ないようです。

以下、責任は持てませんが和訳。

利用規約上、複数のアカウントを作ることに問題はない。たとえば、テストと商用環境とで別のアカウントを作っても構わない。また、別々のビジネスについて完全に独立なメールを送るのであれば、異なるアカウントを利用してもよい(訳注:質問者は複数サービスについて複数アカウントからSESを使っていいか聞いている)。しかし、サービスの制限や方針を回避しようとすることは利用規約で禁止されている。つまり、制限回避のための複数アカウント作成は利用規約違反となる。

この「サービスの制限や方針を回避してはいけない」というのは合理性がある条件のように思えます。

要するに、独立したサービスそれぞれで別アカウントを使うのはアリ、しかし1つのサービスで複数アカウントをうまくやりくりしてクォータを超えるような運用は利用規約違反だぞ、ってことになるでしょう。そりゃそうですよね。

そこで言うと、新規ユーザー向けの12ヶ月無料枠を別アカウントで再度利用するのはまずそうです。AWSとしては「新規ユーザーにAWSに慣れてもらうため」という方針でやっていることだと思うので、既存ユーザーが課金を免れるためだけに別アカウントを作るのは利用規約違反と言われかねません。

複数アカウントでの無料枠利用について、追記

これらの無料利用枠は、AWS の新規のサービス利用者のみが対象であり、AWS にサインアップした日から 12 か月間ご利用いただけます。サービス利用者またはサービス利用者の組織が1つ以上のアカウントを作成して本無料提供の追加特典を得ようとする場合、または新しいアカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に含まれている場合は、サービス利用者は追加の特典を受ける対象とはなりません。サービス利用者が本無料提供の対象外であると判断された場合には、AWS サービスをご利用いただくにあたり、標準料金が課金されます。

(引用元:AWS 無料利用枠提供規約

ダメだぞって書いてあるのを見つけました。ま、そりゃそうですよね。

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