(2019/2/28 TLD一覧を改めて調べ直しました)
昔は.museumが最長のTLDだった
昔からWebの世界で仕事をしている人は、ドメインにマッチする正規表現というのを書いたことがあると思います。イタズラ防止のため、ありえないドメインをバリデーションで除去するような目的ですね。
そうした正規表現の中に、次のようなものがあったと記憶しています。
\.[a-z]{2,6}$
最後のドットの後ろはアルファベットが2文字から6文字、という正規表現です。「.jp」などの例を考えれば、トップレベルドメイン(TLD)が最低2文字というのは今も同じです。一方、最長の6というのは.museumが当時最長のTLDだったので、それを反映したものです。
TLDの自由化
ところで、2011年からTLDの自由化がはじまりました。一定金額を支払った上で審査に通ればどんなTLDでも登録できるようになり、現在では6文字より長いTLDが大量に生まれています。2019年2月時点で最長のTLDは18文字で、次の2ドメインが該当します。
- .travelersinsurance
- .northwesternmutual
また、マルチバイトのTLDはDNS問い合わせの際punycodeエンコードされます。punycodeエンコード後の長さで考えると「.vermögensberatung」(.xn--vermgensberatung-pwb)の24文字が最長ということになります。
まとめ
いまどき自前でドメインにマッチする正規表現を書く人はいないかもしれませんが、もし書くことがあれば気をつけましょう!特にオッサンは昔の知識で正規表現を書かないよう注意しましょうね。