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基本情報技術者試験〜平成21年春期〜

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問1
2進数のビット列をnビット左にシフトする操作は、元の数値を2^n倍することと同じ。(右シフトは1/2^n倍)
・2進数11を左に1ビットシフト→2進数110(10進数だと3→6)
・2進数11を左に2ビットシフト→2進数1100
レジイスタに格納された2進数を2ビット左にシフト
xを2^2倍、つまり4倍する
xを加える
xを4倍した数値にxを足す

問2
キー値55550が11進数だとすると、桁ごとに11の累乗になっているので、10進数
に変換するには、
5×11^4+5×11^3+5×11^2+5×11^1=80520
最後に80520の下4桁「0520」に0.5を乗じると参照すべきアドレス0260が求められます。

問3
+はまたは、×はかつ

問4
ランレングス符号化とは、ある連続したデータを、そのデータひとつ分と連続した長さで表現することで圧縮する方法です。
EBCDIC符号は、二進を十進に変換するように拡張された変換符号
巡回符号は、エラー検出のために用いられるコード。代表的なものに、巡回2進符号や巡回10進符号がある。
ハフマン符号は、LZH形式やJPEG形式といった多くの圧縮ファイルの基本技術

問5
スタックは、メインルーチンからサブルーチンを呼び出すときにメインルーチンの戻り番地や変数の値をおじ値的に格納しておくときなどに使われます。
双方向連結リスト、前後のどちらにもリストを辿っていくことができます。

問6
配列ではポインタを辿っていく必要がないためデータの更新や参照は高速。しかし、配列への要素の挿入・削除の際には、位置が変化することになる対象要素全てを移動しなければなりませんので、数個の要素のポインタを付け替えるだけでできる連結リストの方が高速。

問7
線形探索法
先頭から順に値を比較していく方法。平均比較回数:(N+1)/2、最大比較回数:n
2分探索法
昇順または降順に整列されているときに用いる方法。
平均比較回数:log2N、最大比較回数:[log2N]+1

問9
1/(20x10^-9)=1000000000/20=50000000=50MIPS

問10
シングルチップマイコンにはRAMとROMの記憶装置が内蔵されていて、入出力機能も備わっています。

問11
パイプライン制御は、複数のステージに分け、各ステージを少しずつずらしながら独立した処理機構で並列に実行することで、処理時間全体を短縮させる技法です。

問12
キャッシュメモリから種記憶にデータを書き戻す方式は、ライトスルー方式とライトバック方式がある。
ライトスルー方式
CPUからデータ書き込み指令が発生したときに、キャッシュメモリと主記憶に同時に書き込む方式。安全だが処理効率が悪い
ライトバック方式
CPUからデータ書き込み指令が発生したときに、キャッシュメモリにだけデータを書き込み主記憶への書き込みは当該データがキャッシュメモリを追い出させるときに行う方式。
キャッシュメモリにヒットしない場合、CPUは主記憶から直接データを読み出します。
キャッシュメモリは、CPUの処理速度と主記憶の読み出し速度の差を埋めるための装置です。

問14
プラズマディスプレイは、透明な電極を平行に並べ2枚のガラス板の薄い隙間に希ガスを封入し、この電極間に電圧をかけることによって発生する紫外線によって、赤・青・緑の蛍光体を光らせて表示を行うディスプレイです。
液晶ディスプレイは、自身では発光しないので、バックライトを使って映像を表示する。
有機ELディスプレイは、電極の間に有機化合物を挟んだ構造で、これに電気を通すと発光することを利用して、映像を表示する。
CRT(ブラウン管)ディスプレイは、電子銃から電子ビームを発射し,管面の蛍光体に当てて発光させ,文字や映像を表示する。

問15
フォールトトレラントシステムは、システムの構成要素に冗長背を導入し、一部に故障が発生してもシステム全体としての必要な機能を維持させようとする考え方です。
地域的な災害などの発生に備えて、遠隔地に予備を用意しておくシステムは、バックアップセンタ。
複数のプロセッサがネットワークを介して接続され、資源を共有するシステムは、密結合プロセッサシステム。
複数のプロセッサで一つのトランザクションを並行して処理し、結果を照合するシステムは、デュアルシステム。

問17
可用性は、稼働率を指標とする
信頼性は、MTBFを指標とする
保守性は、MTTRを指標とする

問18
ターンアラウンドタイムは全ての時間のこと
600+300+100=1000ms
500msにしたい場合は、
x+300+100=500
x=100
よって1/6

問20
LRU方式は、置き換え対象の中で最も長い時間参照されていないものを置き換え対象とする。
一定時間参照されていないブロックは、NRU方式
参照頻度の最も低いブロックは、LFU方式
読み込んでから最も長い時間が経過したブロックは、FIFU方式

問23
オープンソースの定義

  1. 自由な再頒布ができること
  2. ソースコードを入手できること
  3. 派生物が存在でき、派生物に同じライセンスを適用できること
  4. 差分情報の配布を認める場合には、同一性の保持を要求してもかまわない
  5. 個人やグループを差別しないこと
  6. 利用する分野を差別をしないこと
  7. 再配布において追加ライセンスを必要としないこと
  8. 特定製品に依存しないこと
  9. 同じ媒体で配布される他のソフトウェアを制限しないこと
  10. 技術的な中立を保っていること

問26
ラジオボックスは、互いに排他的ないくつかの選択項目から一つを選ぶ。
いくつかの項目についてそれぞれの項目を選択するかどうかを指定するのは、チェックボックス。
いくつかの選択項目から一つを選ぶときに、選択項目にないものはテキストボックスに入力するのは、コンボボックス。
特定の項目を選択することによって表示される一覧形式の項目の中から一つ選ぶのは、リストボックス。

問30
JPEG(Joint Photographic Experts Group)は、国際規格である。
BMPは、Windows Bitmap Imageの略称。
GIFは、Graphics Interchange Formatの略。
MPEGは、Moving Picture Experts Groupの略。動画の圧縮画像フォーマットです。

問31
ストアドプロシージャは、あらかじめデータベース内にある命令を呼び出すだけなので、SQL文を1つずつ送信する必要がなく、クライアントとサーバ間の通信量を軽減できます。

問33
データを抜き出す方法はSELECT文
GRANTは、表に対する権限を付与するときに使う文
INSERTは、表に行を挿入するときに使う
SCHEMAは、データベースの構造を意味する言葉

問34
射影は表の中から特定の列を取り出す
選択は表の中から条件に合致した行を取り出す
挿入は表に対して特定の行を差し込む

問35

  • ロールバック
    使用するログー更新前ログ
    適用後の状態ートランザクション開始前
    別名ー後期復帰
  • ロールフォワード
    使用するログー更新後ログ
    適用後の状態ー障害発生直前
    別名ー前進復帰

問36
1.5Mビットx50%=0.75Mビット
12Mバイトx8ビット=96Mビット
96/0.75=128秒

問37
クラスA 先頭ビットが0(先頭8ビットの10進数表記が0~127)
クラスB 先頭ビットが10(先頭8ビットの10進数表記が128~191)
クラスC 先頭ビットが110(先頭8ビットの10進数表記が192~223)
クラスD 先頭ビットが1110(先頭8ビットの10進数表記が224~239)

問38
SMTP-メールの送信に使う
POP3-メールの受信に使う

問40
公開鍵暗号方式はデータの送信者が受信者の公開鍵で暗号化し、受信者は秘密鍵で複合します。
複合できるのは秘密鍵を持つ正規の受信者のみという暗号方式です。

問41
リスクコントロールとリスクファイナンスの両方にリスク移転という対応がある。保険に加入し他社に金銭的なリスクを移転する。
リスクコントロールは、保険をかけたりリスクのある業務を委託をしたりすることでリスクを他者に転嫁する。
損失の発生率を低下させることは、リスク最適化
リスクの原因を除去することは、リスク回避
リスクを扱いやすい単位に分解するか集約することは、リスク最適化

問42
WebビーコンとはWeb標識、Webページに埋め込んだ非常に小さい画像の表示回数などにより利用者のページ遷移などの情報。

問43
照合作業はコンピュータシステム上で行うため、本人であっても認証されない確率と間違えて他人を認証してしまう確率がある割合で生じる。導入の際には、どちらの確率も許容範囲内に収めるようなしきい値を設定する。

問52
開発工数は、見積もりには生産性が必要。

問55
一斉移行方式は、順次移行方式に比べて両システムの並行稼働によるコスト増が避けられることや、両システム間のデータを交換するためのプログラムを開発しなくてもいいというメリットがあります。しかし、運用後トラブツの発生する確率が相対的に高くなるデメリットがある。

問56
ハードウェア機器のライフサイクルは、故障率によって3つの期間に分けることができます。
初期故障期間
偶発故障期間ー初期の不具合が落ち着いて安定した稼働が長く続き、偶発的な故障だけが発生する
摩耗故障期間
システムの信頼性を比較する目的の測定であれな、偶発故障期間の間に行う必要があります。

問58
システム監査基準によるとシステム監査の目的は、「組織体の情報システムにまつわるリスクに対するコントロールがリスクアセスメントに基づいて適切に整備・運用されているかを、独立かつ専門的な立場のシステム監査人が検証またはまたは評価することによって、保証を与えあるいは助言を行い、持ってITガバナンスの実現に寄与することにある。」

問60
IT統制は予防統制と発見統制がある。
予防統制
日常の一つ一つの取引レベルの業務に組み込まれた手続きにより、不正や誤り・ミスが起こらないようにすること。
発見統制
不正や誤り・ミスが起こったとき、速やかに発見すること。

問61
エンタープライズアーキテクチャは、社会環境や情報技術の変化に素早く対応できるよう「全体最適」の観点から業務やシステムを改善するフレームワーク。4つの体系から構成されている。
ビジネスアーキテクチャ(制作・業務体系)
政策・業務の内容、実施主体、業務フロー等について、共通化・合理化など実現すべき姿
データアーキテクチャ(データ体系)
各業務・システムにおいて利用される情報すなわちシステム上のデータの内容、 各情報(データ)間の関連性を体系的に示したもの。
構成要素…情報体系クラス図、エンティティ・リレーション図、データ定義表など
アプリケーションアーキテクチャ(処理体系)
業務処理に最適な情報システムの形態を体系的に示したもの。
構成要素…情報システム関連図や情報システム機能構成図など
テクノロジアーキテクチャ(技術体系)
実際にシステムを構築する際に利用する諸々の技術的構成要素 (ハード・ソフト・ ネットワーク等)を体系的に示したもの。
構成要素…ネットワーク構成図、ソフトウェア構成図、ハードウェア構成図など
・オブジェクト指向設計を支援する様々な手法を統一して標準化したもので,クラス図などのモデル図によってシステムの分析や設計を行うための技法である。
UML(Unified Modeling Language)の説明です。
・概念データモデルを,エンティティ,リレーションシップで表現することで,データ構造やデータ項目間の関係を明らかにするための技法である。
E-R図の説明です。
・企業のビジネスプロセスを,データフロー,プロセス,ファイル,データ源泉/データ吸収の四つの基本要素で抽象化して表現するための技法である。
DFD(Data Flow Diagram)の説明です。

問62
システムをモデル化するには、「現物理モデル→現論理モデル→新論理モデル→新物理モデル」の順でDFDを用いて業務のモデル化を進めます。
現物理モデル
現行業務の流れを、物理的な仕組みも含め具体的に表現したモデル
現論理モデル
現物理モデルから物理的な仕組みを取り除き、データを中心として記述したモデル
新論理モデル
現論理モデルに新システムに求められる要件を加えたモデル
新物理モデル
新論理モデルに物理的要件を加え、新システムの業務遂行の仕組みを記述した最終的なモデル
選択肢の説明を、上記の業務モデルに当てはめてみると、
・基幹系の機能とそれに必要なデータ項目を定義する。
現物理モデルの説明です。
・既存の情報システムとデータベースの関係を定義する。
現論理モデルの説明です。
・組織の機能と帳票とを関連付ける。
新論理モデルの説明です

問65
共通フレーム2007は、ソフトウェア産業界においての"共通の物差し"となることを目的として作成された規格。
「システム化計画の立案」は企画プロセスに含まれ、基本要件・業務要件・機能要件の定義や業務モデルの作成、経営戦略との整合性を確認する作業群(アクティビティ)です。

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