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[http]技術標準化推進団体の構造

Last updated at Posted at 2020-03-31

はじめに

  • http仕様を定めているHTTP Working Groupについて関連組織の構造について調べてみたので、そのまとめ
  • 一言で言うと、IETF(インターネット技術の標準化を進めている任意団体)の下部組織
  • IETFもIESGと言う組織に管理されていたりしたので、関係性を下記に示す(IETFの下にIESGが属してるのは違和感。。。)

image.png

ISOC (Internet Society)

  • 社会的位置付け: インターネットガバナンスの頂点に立つ学術機関であり、非営利の国際組織
  • 役割: インターネット技術およびシステムに関する標準化、教育、 ポリシーに関する課題や問題を解決あるいは議論すること
  • 組織構成: 現在、150以上の組織会員、 170カ国以上から合計で8,600名の個人会員がISOCのメンバーとして登録している
  • 活動内容の定義: RFC1602

IAB (Internet Architecture Board)

  • 位置付け: ISOCの技術理事会(Technical Advisory Group)であり技術者の集団
  • 役割:
    • インターネットの技術コミュニティ全体の方向性やインターネット全体のアーキテクチャについての議論を行うこと
    • IETFチェアとIESGメンバーおよびIRSGチェアおよびIRSGメンバーを任命する
    • RFC、BCP、 IANAによる番号割り当てに関する最終的な責任を負う
    • ITU-T、W3C、 ISOなど外部組織とのリエゾンについての最終的な責任を負う
    • インターネット技術およびアーキテクチャに関して、 ISOCへの技術アドバイザリーとしても機能する。
  • 組織構成: 13名で構成され、 各メンバーの任期は2年(再任可能)IABメンバーは全て、ISOCにより承認される必要がある
  • 活動内容の定義: RFC1601

IETF

  • 位置付け: インターネット技術の標準化を推進する任意団体。参加者は個人の資格で参加することになっている
  • 役割: インターネット技術の標準化を推進するため、技術分野ごとにワーキンググループ(WG)を構成し活動している
  • 組織構成:
    • 2020年現在、下記の7つの技術領域が存在している(IETF Areas
    • 各WGは下記のいずれかの技術領域に属する
名称 略称 説明
Applications and Real-Time Area art アプリケーションプロトコルとアーキテクチャを開発を実施
General Area gen IETF標準の開発プロセスのサポート、更新、および保守に焦点を当てた活動を実施
Internet Area int インターネット技術エリア
Operations & Management Area ops 運用管理技術エリア
Routing Area rtg 経路制御技術エリア
Security Area sec セキュリティ技術エリア
Transport Area tsv 転送プロトコル技術エリア

IESG(Internet Engineering Stearing Group)

  • 役割:
    • IETGにおいて議論されるインターネット技術に関する標準化に関する責任を負い、 IETFでの議論の方向性などをガイドする役目を持つ
    • IETFが作成するRFCの取り扱い方法に関する決定を下す
  • 組織構成: IETFにある、八つの技術エリアごとに、エリアディレクタ(AD)が任命される
    • ADは、 担当する技術エリアのWGを統括し、ドキュメントのレビュー、方向性のガイドを行う
    • なお、Genaral Areaのエリアディレクタは、 IETF議長が務めることになっている

やっと本題、IETF HTTP Working Groupとは

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