現在私は、所属組織主催の「テック塾」という勉強会(コミュニティ)運営に関わっています。
この記事ではその概要と、運営にあたって思うことなどを共有してみようと思います。
そもそもテック塾とは
経緯
2013年12月「博多テック塾」として発足。
「ちょっと寄って行かんね?」をコンセプトに、企業や組織に関係なくエンジニアが集まり、仕事や技術の情報交換を通じてキャリアやスキルを向上させるコミュニティを目指す。
2024年から「テック塾」としてリニューアル、全国展開中。
目的
テック塾の目的は、ターゲットに合わせて3つ設定しています。
- パソナのエンジニア集団という社会的な認知を得る(対社外)
- 参加者と一緒に楽しむ(対社内)
- 勉強会開催者として、自分達も一緒に学びを得る(運営スタッフ)
どのように運営している?
さまざまな部署から有志が集まり運営しています。
テック塾の運営はメイン業務ではなく、みんなそれぞれ他の案件を抱えている状態です。
隔週の定例会と、テック塾専用のslackチャンネルでコミュニケーションを取っています。
2024年度の実績
今年度は下記の勉強会を開催しました!
- 1月: ローコード(PowerPlatform)
- 3月: スクラム/アジャイル開発入門
- 6月: テスト駆動開発(TDD)
- 9月: 振り返り手法
そして、今後開催が決まっている勉強会はこちら。
- 2025年1月: デザイン勉強会
- 2025年3月: アジャイル勉強会
絶賛準備中です!
時期が来たら発信していくので、乞うご期待。
運営の楽しさ
ここからは運営メンバーとしての私の個人的お話となります。
じつは、筆者は一番の新米メンバーで、運営として加わったのは直近の9月の回からです。
6月の回には講師として登壇したのですが、運営メンバーがみんなで勉強会を作り上げていくようすが楽しそうで羨ましくなってしまい...
大変かもしれないと数日間悩んだ末、お願いしてメンバーに入れてもらうことにしました!
1つ勉強会運営を終えた今、この活動のなにが魅力的なのかあらためて考えてみると、
- ふだんの業務では関われない人とも関わることができる
- ふだんの業務では行わないタスクができる(半分息抜きですね)
- 勉強会を作りあげるという達成感を得ることができる
- 勉強会の運営を通して技術の知見を広げることができる
- エンジニア組織としてのブランディングに貢献することができる
といったことが大きいように思います。
次のテーマの候補を決めるときに「それ分かる!」「私もそれ深掘りしたいと思ってた!」などと盛り上がったり、みんなであれこれ意見を出し合って「それいいね!」となったり、単純に楽しいと感じる瞬間が多いです。
おそらく、他の先輩運営メンバーの皆さんも同じように「楽しい」という気持ちがあるからこそ、今の空気感が生まれているような気がします。
運営のこれから
テック塾運営のようなメイン業務ではない活動にとって、前段で出した「楽しい」というキーワードは結構大きな肝になると考えています。
テック塾運営の中でも、
- メイン業務ではないので定例会に集まりづらい
- メイン業務で忙しい時期があると、運営メンバーの温度感に差が出てしまう
- 少ない運営メンバーでコンスタントに勉強会を企画・開催する必要がある
といった問題が挙がってきています。
ここで、「定例会は絶対参加!欠席NG!」とか言ってしまうと、なんだか楽しさは失われてしまいそうですよね?
それでは意味がないということで、テック塾運営では、できるだけ負担を減らしていくという方針を検討することにしました。
具体的には、
- 毎週開催していた定例会を隔週開催にする
- 勉強会の開催直前までは、勉強会の担当者(ex. 代表者、広報担当)のみが集まる
- 企画持ち寄り制を試してみる
という3つのやりかたを試しています。
3つ目の企画持ち寄り制について補足しておくと、年に1回は運営メンバー1人ひとりが企画案を出しましょう
という方針です。モチベーションの高い勉強会であれば、より楽しく運営に関われるのでは…というアイデアから生まれました。
このように、テック塾運営は、今もなおより良い運営の形を目指して模索・改善を続けています!
(アジャイルにかぶれている筆者は、このような状況が大好物だったりします。)
これから勉強会(コミュニティ)を運営したい人に向けて
この記事を読んでくださっている方の中には、勉強会を運営していたり、これから企画しようとしていたりという方がいるかもしれません。
そのような方々に向けて、今の私が言えることは、
- 目的はしっかり定めましょう
- 人数が増えたときに進む方向性がブレなくてすみます
- メイン業務でないのであれば、運営側が負担にならないような工夫を随時考えましょう
- フェーズによって運営のあり方は柔軟に見直しましょう
の3点です!
私自身、楽しむ気持ちを忘れず、これからもテック塾の運営に貢献していきたいと思います。
お読みくださり、ありがとうございました!