テストでEC2を立ち上げてしばらくしたら、メールでEBSの無料利用枠がもうすぐ終了するとの連絡が来た。
EC2は1ヶ月立ち上げたままでも新規特典で無料で利用できると思っていた為、急いで調べた。
###◎結論
EC2を立ち上げると自動でストレージとしてEBSが起動し、立ち上げた時間分課金されることがわかった。
###◎公式サイト
Amazon EBS ボリュームは、GB/月 (GB-月) 単位で請求されます。この GB/月は、お使いのアカウントに__プロビジョンされている EBS ストレージのギガバイト数__と、この EBS ストレージがアカウントに__プロビジョニングされた期間__に基づいて計算されます。
ストレージが使用されていない場合でも、アカウントにプロビジョニングされたストレージの総量に対して請求されます。例えば、1 か月で 100 GB の EBS ボリュームをプロビジョンし、そのボリュームに 1 GB のデータしか保存しなかったとしても、100 GB/月の EBS ストレージの料金が請求されます。
Amazon EBS ストレージの請求金額を最小限に抑えるには、次の操作を実行します。
- アクティブな状態で使用していないボリュームのスナップショットを作成します。
- 不要になったスナップショットを削除します。
- EBS ボリュームを監査して、ボリューム内のストレージの大部分が使用されているか確認します。使用されていなければ、もっと小さい EBS ボリュームにデータを移行します。
EC2にアタッチされておらず孤立したEBS ボリュームは、アタッチされていない間も料金が発生します。
###◎AWS EBSとは?
__Amazon Elastic Block Store(EBS)は高機能な__ストレージサービス。
EBSはAmazonEC2に限らず、データベースや、エンタープライズアプリケーション、コンテナ化されたアプリケーションなど、多くのサービス向けに提供されている。
####「Amazon EC2」との関係性
AWSにおいて、Elastic Compute Cloud(EC2)とEBSは__仮想サーバとHDD__の関係にあります。EC2はAWS上に仮想サーバを作成するサービスです。EBSはEC2インスタンス用に準備された仮想ディスク。
EC2のデータはすべてEBSに保存されるよう構成することが基本。
EC2にもデータを保存することはできるが、EC2だけでは、EC2を停止すると保存したデータが失われるので
EC2を停止してもデータが消えない永続的なブロックストレージボリュームであるEBSを使う。
####「Amazon S3」との違い
EBSは主に、EC2インスタンスにマウントして、__ローカルストレージとして利用できるブロックストレージ__として利用されます。それに対し、Amazon S3は、__安全にどこからでも接続できるオブジェクトストレージ__として利用されます。
####特徴
2つのディスクタイプ
Amazon EBSには、__SSD__タイプと__HDD__タイプの2種類のディスクタイプが存在する。
SSDタイプのディスクは、I/Oサイズが小さく、読み書きの頻度が高いシステムに適しています。Amazon EC2インスタンスのデフォルトのEBSボリュームタイプである__gp2__も__SSD__タイプのディスクです。HDDタイプのディスクは、バックアップやストリーミングなどのI/Oサイズが大きく、高スループットが要求されるシステムに適しています。
EBS Snapshot機能
EBSには、データのポイントインタイムスナップショットをAmazon S3に保存する機能が用意されている。
スナップショットとは、簡単に言うとバックアップです。
ある時点でのサーバーのディスク状態を丸ごと保存した、ファイルやフォルダのことを指します。
丸ごと保存するので、データやソフトウェアだけでなく、OSや設定情報などすべてを含みます。
EBSスナップショットは、S3に格納されます。
その為、スナップショットを保持している期間はS3の料金がかかります。
(中略)
定期的にEBSスナップショットを取得していれば、インスタンスのコピーを作る場合にAMIイメージを作成し、新しいインスタンスを複製することができます。
その他の特徴、解説は参考サイトを参照すること...
###◎ブロックストレージサービスとは?
Amazon EBSはストレージサービスであり、Amazon EBSを利用することによってデータを保管することができます。
Amazon EBSが提供するストレージは「Amazon EBSボリューム」または単に「ボリューム」と呼ばれ、AWSの仮想マシンサービスであるAmazon Elastic Compute Cloud (EC2)のインスタンス(仮想マシン)にAmazon EBSボリュームを割り当てることができます。
なお、Amazon EC2インスタンスにAmazon EBSボリュームを割り当てることを「アタッチ」と呼び、反対にAmazon EC2インスタンスからAmazon EBSボリュームの割り当てを解除することを「デタッチ」と呼びます。
Amazon EC2インスタンスは自身にアタッチされたAmazon EBSボリュームにアクセスすることができ、通常はext4などのファイルシステムを構築しファイル単位でデータを読み書きします。
また、Amazon EC2インスタンスを起動するためのOSもAmazon EBSに格納され、OSが格納されたAmazon EBSボリュームを作成する場合には「Amazon Machine Image」(AMI)と呼ばれるAmazon EBSボリュームのテンプレートが使用されます。
####料金体系
1ヵ月にプロビジョニングされたストレージ1GBあたりに所定の利用料(ボリュームの種類によって単価は異なる)が発生する
####Amazon S3やAmazon EFSとの違い
AWSはAmazon Simple Storage Service (S3)やAmazon Elastic File System (EFS)などの他のストレージサービスも提供しており、データを保管するという意味においてはAmazon EBSと共通しています。
しかしながら、これらのサービスが提供するストレージはAmazon EBSが提供するストレージとは__種類が異なり__、それぞれ__アクセス方法などに違い__があります。
まず、__Amazon S3__は「オブジェクトストレージ」と呼ばれる種類のストレージであり、HTTPSエンドポイントへアクセスしてオブジェクト単位でデータを読み書きします。
一方、__Amazon EFS__は「ファイルストレージ」と呼ばれる種類のストレージであり、NFSでマウントしてファイル単位でデータを読み書きします。
これらのストレージに対し、__Amazon EBS__は先に述べたように「ブロックストレージ」であり、Amazon EC2にアタッチしてブロック単位でデータを読み書きます。
Amazon S3やAmazon EFSではなくて__Amazon EBSを選択するべき場合__としては、例えばWebDAVのように__PaaSとして提供されないストレージを必要とする状況__でAmazon EC2インスタンスを使用して__自ら構築・運用する場合__、Amazon EC2インスタンスにアタッチするブロックストレージとしてAmazon EBSが利用されます。
各種のストレージにはそれぞれ向き不向きがあり、要件などを考慮してどの種類のストレージを使うべきかを十分に検討することが重要です。
###使わないEC2インスタンスはTerminateする
利用していない__EC2をSTOPした場合でもEBSの利用料はかかる__。
EC2は停止していればほとんどお金かからないイメージがあるかもしれないがそんなことはない。使わないEC2インスタンスはStopではなく__Terminate__しよう。