LoginSignup
6
0

More than 3 years have passed since last update.

DataikuでGPUを使うためのセッティングをする

Last updated at Posted at 2020-12-19

はじめに

Dataikuでディープラーニングを扱うにあたってGPUの設定を行ったので、その内容をまとめておこうと思います。また、簡単にDataikuでGPUを使ってディープラーニングを行う方法についてまとめました。
今回使用した環境は以下の通りです。

  • AWS EC2インスタンスタイプ: p2.xlarge
  • OS: Ubuntu 18.04.5 LTS
  • Dataiku DSS: Version 8.0.4

環境側での設定

ドライバのインストール

まず初めに、リポジトリを追加しNVIDIAのドライバをインストールします。

$ wget http://developer.download.nvidia.com/compute/cuda/repos/ubuntu1804/x86_64/cuda-repo-ubuntu1804_10.2.89-1_amd64.deb
$ sudo dpkg -i cuda-repo-ubuntu1804_10.2.89-1_amd64.deb
$ sudo apt-key adv --fetch-keys https://developer.download.nvidia.com/compute/cuda/repos/ubuntu1804/x86_64/7fa2af80.pub
$ sudo apt update
$ wget http://developer.download.nvidia.com/compute/machine-learning/repos/ubuntu1804/x86_64/nvidia-machine-learning-repo-ubuntu1804_1.0.0-1_amd64.deb
$ sudo apt install ./nvidia-machine-learning-repo-ubuntu1804_1.0.0-1_amd64.deb
$ sudo apt-get update
$ sudo apt install ubuntu-drivers-common
$ sudo ubuntu-drivers autoinstall
$ sudo reboot

再起動後、nvidia-smiを実行してGPUの情報が表示されれば、インストール成功です。

CUDAとcuDNNのインストール

次にCUDAとcuDNNをインストールします。
Dataikuで対応しているバージョンがCUDAは9または10.0、cuDNNは7なので、今回はCUDA 10.0とcuDNN 7をインストールします。

$ sudo apt install -y --no-install-recommends cuda-10-0
$ sudo apt install -y --no-install-recommends libcudnn7 libcudnn7-dev

DataikuでCode-Envの設定

続いて、Dataiku上でGPUを使用するためのCode-Envを作成します。
Dataikuにログインしたら、右上のメニューを開き、[Administration]を選択します。
top.png
menu.png
Dataikuの設定画面が開きます。設定画面のタブの中から、[Code Envs]をクリックします。
admin.png
下画像のような画面になるので、[NEW PYTHON ENV]をクリックします。
code_envs.png
名前を適当に付けます。他の部分の設定は変更しないで大丈夫です。入力したら[CREATE]をクリックします。
new_python_env.png
すると、Code Envの作成が始まるので少し待ちます。作成が終わるとCode Envが追加されますのでそれを選択します。
code_envs2.png
左のメニューから[Packages to install]を選択します。
python_GPU.png
Packages to install画面で[ADD SETS OF PACKAGES]をクリックします。
packages_to_install.png
下画像のようなダイアログが表示されるので、Required packages forのメニューを開き、[Visual Deep Learning: Keras, Tensorflow (GPU with CUDA 10.0 and cuDNN 7)]選択します。その後[ADD]をクリックします。
add_package.png
すると、ディープラーニングに必要なライブラリが自動で入力されます。その後、[SAVE AND UPDATE]をクリックすることで、それらのインストールが始まります。
save_and_update.png
これで、GPUを使用するための準備は完了です。

DataikuでのGPUの使い方

Dataikuで設定したGPUを使って計算する方法を簡単に説明したいと思います。
データセットを選択し、表示された画面右側のメニューから[LAB]をクリックします。
flow.png
Visual analysisメニューから[Deep Learning Prediction]を選択します。
lab.png
表示されたダイアログで、目的変数を選択するメニューが表示されるので、予測したい項目を選択します。(今回のデータはKaggleのHouse Pricesのデータを使用しています。)
feature_select.png
[Deep Learning]が選択されていることを確認し、[CREATE]をクリックします。
create_model.png
下画像のように、モデルのデザイン画面が表示されます。今回は細かい設定はせず、このまま[TRAIN]をクリックします。
deep_learning_model.png
表示されたダイアログの中で、ACTIVE GPU FOR TRAININGをクリックしてOFF→ONにします。これで計算時にGPUを使用するように設定されます。
active_gpu.png
PCに複数GPUが搭載されている場合は、下画像の赤枠内に複数GPUが表示され、使用するGPUを選択することができます。GPUを選択したら[TRAIN]クリックすれば学習が始まります。
train_model.png
少し待つと学習が終わり、結果が出力されます。今回は何も調整を行っていないため、結果は気にしないでください。
result.png
DataikuでGPUを使用する方法については以上です。
今後、Dataikuを使用してディープラーニングなどを行いたいときは参考にしてください。

参考

6
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
6
0