Storjのストレージノードを運用するにあたって、知っておくといい知識をメモっていきます
初期構築時は1グローバルIPあたり、ストレージノードは1個
サテライトノードは、なるべくデータを地理分散させたがるので、セグメントの近いところには配置されにくくなります。
なので、ノードを増やしたい場合は既存のストレージノードのHDDがいっぱいになってからのほうがいいみたいです
同一メールアドレスでノードキーは複数発行可能
今までは別のメールアドレスが必要でしたが、最近のアップデートにより同一メールアドレスでwaitlistに再登録が可能になったようです。
登録後、再度nodekeyが払い出されるまで待ちましょう。
サテライトノードから正式に認められるまで一ヶ月かかる
サテライトノードは今4台ありますが、それぞれが独立してストレージノードを評価します。
評価ポイントが100を超えると、めでたく正式に認められるようです。
だいたい1ヶ月くらいかかるとか
Raspberry pi3で運用する人は、1GのUSB-LANを刺したほうがいい
ラズパイ3のNICは100M上限なので、通信帯域が狭すぎる。
HDDを埋めるためのダウンロードは早いもの勝ちなので、通信は早いほうが絶対にいい
保存先をNASにするのはよくない
Storjはネットワークの出力も報酬がもらえるので、帯域はなるべくStorj用にしたい
NASのようなネットワークストレージを使うと、10Mbpsでデータを受け取ると、10Mbps分そのままNASに転送されるので、貴重な帯域がNASに保存するためだけに使われてしまう...
まぁNIC増やして帯域分ければそれでもいいんですけどね。
データのダウンロード/アップロードは早いもの勝ち
ユーザーからファイルがアップロード/ダウンロードされると、サテライトノードは断片化したデータの配布/収集をします
このときいち早く成功を返した上位N台のストレージノードだけが承認されます。
遅すぎるノードは競争に負けると途中で切り捨てられます。
なので帯域とストレージ速度は早いほうがいいのです。
成功率をログから計算してくれるツール
便利です。とても便利です。
https://github.com/ReneSmeekes/storj_success_rate
Prometheus用のモジュール
これも便利。超便利。
Storj標準のダッシュボードより情報量多いです。
windowsでstoragenodeのポート番号を変える方法
windows用のインストーラを使ってインストールすると、ポート番号は変えられません。
なので、ルータ等でポートフォワードの設定をするときにポート変換してあげましょう
example.com:27520 ==> | Router | ==> example.com:28967
| 27520 -> 28967 |
| ポート変換 |
アイディアポータル
Storjにほしい機能を募集しているポータルサイトです。
ここに欲しいアイディアを書いたら採用してくれるかも?
https://ideas.storj.io/ideas