配列を扱う関数
配列を扱う関数は様々ありますが、一部をまとめます。
この関数を使用することで、新しい関数の作成が容易になったりします。
map
元の配列に対し、関数を適応して新しい配列を作成する関数です。
もとの配列は変更されない。
const array = [1, 2, 3, 4, 5];
const double = array.map((number) => number * 2 );
console.log(double); // [2, 4, 6, 8, 10]
mapは、例えばリスト内の数値をすべて2倍にするなど、配列の各要素を変換する際に非常に便利です。
filter
もとの配列に対し、条件に合致するものを取り出して、新しい配列を作成する関数です。
もとの配列は変更されない。
const array = [1, 2, 3, 4, 5];
const twe = array.filter((number) => number == 2);
console.log(twe) // [2]
この例では、配列から「2」のみを抽出しています。filterは特定の条件に合った要素だけを集めたいときに使います。
foreach
各要素に対し、関数を適応するが新しい配列は作成しない。
主に副作用（表示や更新など）を実行するために使用する。
新しい配列は作成されない
const array = [1, 2, 3, 4, 5]
const each = array.foreach((number) => {
console.log(number); // 1 2 3 4 5
})
forEachは、例えば配列の要素をコンソールに出力したり、別の処理を行ったりする場合に役立ちます。
find
条件に合うもので最初のもののみを取得する。
出力されるものは一つのみ
const array = [1, 2, 3, 4, 5]
const find = array.find((number) => number > 3)
console.log(find) // 4
findは、条件を満たす最初の要素を探すときに便利です。例えば、配列から最初に「3より大きい数」を見つける場合に使います。
some
条件に合うものがあれば true を返し、なければ false を返す。
const array = [2, 4, 6, 8, 10]
const some = array.some((number) => number / 2 == 0 )
console.log(some); // true
someは、条件に合う要素が配列に1つでも存在するかどうかを確認したいときに使います。
every
すべての要素が条件に合っている場合に true を返し、そうでない場合は false を返す。
const array = [2, 4, 6, 8, 10]
const every = array.every((number) => { number > 0 && number / 2})
console.log(every) // true
everyは、例えばすべての要素が「正の数」かどうかをチェックしたいときに便利です。
結論
配列操作のメソッドは、JavaScriptでの開発において非常に重要なツールです。それぞれのメソッドには特定の目的と用途があり、状況に応じて使い分けることができます。これらをうまく活用することで、コードの可読性と保守性を高めることができます。