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ZCU104 の Petalinux で MMC が認識されない問題への対応方法

Last updated at Posted at 2024-07-06

はじめに

久しぶりに ZCU104 用に Petalinux をビルドした所、mmc がマウントできず難儀しました。

その時の解決方法のメモです。

問題

Vivado で作成した XSA ファイルを元に作成したプロジェクトで Petalinux をビルドすると、mmc がマウントされません。Petalinux 起動時に下記メッセージを出力します。

mmc0: error -110 whilst initialising SD card

環境

Board
Xilinx ZCU104
Tools
Vivado ML Edition 2024.1 (Windows11)
Petalinux 2024.1 (Ubuntu 22.04.4)

解決方法

Petalinux のプロジェクト配下にある project-spec/meta-user/recipes-bsp/device-tree/files/system-user.dtsi へ下記1行を追加してビルドします。

+ #include "zcu104-reva.dtsi"
/include/ "system-conf.dtsi"
/ {
};

zcu104-revc.dtsi というファイルもありますので、利用しているボードの Revision に合わせて選択します。サポートによると Revision はボード上の FMC コネクタ横にシルクプリントされている様です。私のボードではプリントされていなかったので zcu104-reva.dtsi を選択しています。

ここで追加されるファイルの元ネタは GitHub の Xilinx リポジトリ でした。ここには他のリファレンスボード用の定義もあります。

MMC の動作確認

Petalinux をデフォルト設定のままビルドすると initrd を rootfs として起動します。この時 mmc が認識できていると /run/media 配下に自動でマウントされます。

zcu104-ps-only:~$ ls /run/media/
mmcblk0p1  mmcblk0p2

上記フォルダをアクセスする事で mmc の認識を確認できます。

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