2020年の12月にGCPのProfessional Cloud Architect資格に合格しましたので、少しでも参考になればと勉強方法を共有いたします。
Professional Cloud Architect資格はGCPの上位資格でアーキテクト向けの資格になります。
前提知識・条件
- 日常業務でGCPを使っているが、GCE, GCS, IAM, AI Platformあたりをメインで使用。
- それ以外のサービスは必要に応じて触ったことがある程度
- Associate Cloud Engineer資格は合格済み
- Associate Cloud Engineer試験での知識も役立つので、自信ない方はAssociate Cloud Engineerから受験するのがおすすめです。
勉強方法
期間としては11/21~12/5の2週間ほど。
- Professional Cloud Architectの公式ページで試験概要を把握する
- 試験ガイドで試験範囲で要求される知識を確認する
- 公式の模擬試験をやって、どれくらい解くことができるかを最初に確認する
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ケーススタディのサンプルを読んで求められるシステムの要件を把握しておく。
- 3つの会社のサンプルがあるが、本番試験では3つともまんべんなく質問が出てきた。
- Coursera
- Cloud Architecture with Google Cloud Professional Certificateを受講した。
- 自分は動画を英語字幕で視聴。動画見るのが結構時間かかるので、1.25倍速くらいで視聴。(時間節約したい方はおすすめ)
- コース終了のため、QwickLabの手を動かす課題があるので、手を動かして理解できる
- 7つ目のコースのPreparing for the Google Cloud Professional Cloud Architect Examは実際の試験の問題に近いものが出るので、解答を読んで解き直しておく。
- UdemyのGoogle Certified Professional Cloud Architect Practice Testsの講座を受講した。
- 本番の試験に即した問題が豊富。この講座の問題そのまま・近いものが結構出てきました。
- 50問x2, 10問x1, 50問(ケーススタディ問題)でかなり問題慣れることができるのでおすすめ。
- 英語なので、実際の本番試験では日本語文なのでそのあたりは注意。
- 再度、公式の模擬試験をやってみてどれくらい解くことができるか確認する
- 自分は9割りほど解けたので、これで本番試験を受験しようと決めました。
本番試験当日
- 試験はオンサイト監視(試験会場に行く)と遠隔監視(リモート受験)の2つが選べたので、私は遠隔監視で自宅から受験しました。
- 遠隔監視では、チャットで試験官の人と英語のやり取りをしながら部屋や机の状況が問題ないかカメラで映して見せる必要があります。
- 机の上には、紙やペンなどPC以外何もない状態にする必要あり
- 身分証明書をカメラで試験官に見せる(自分はパスポートを見せた)
- 遠隔監視は、わざわざ会場まで行く必要がなく楽だったのでおすすめです。
本番試験では、感触的に9割以上の問題は解けていたと思います。
以下、本番試験の問題からしっかり勉強していたほうが良いと思われるものです。
- Managed instance group & Load Blancer
- ストレージの特性の違い、どういった要件の時に使用されるか
- GKE
- クラスタのデプロイ方法
- ロールバックの仕方など
- IAM、具体的な権限名とどういった要件の時にどの権限を使用するべきか
- ハイブリットネットワーク接続
- 適切なセキュリティの設計・設定方法
- 組織、フォルダ、プロジェクトの構成方法
- GCSのセキュリティ設定など
- ファイアウォールの設定方法
- オンプレミス環境からのデータ移行の方法
- gsutil or Transfer Applianceかなど
- ケーススタディ問題のビジネス要件・技術要件を理解しておく
- 3つのケーススタディごとに、どのGPCのサービスを組み合わせるのが適切なアーキテクチャか試験前に理解しておく
ちなみに、合格かどうかは終わった後にすぐに表示されるのでわかるようになっています。