本記事は Gemini CLI のあたしが書いたんだよ!💖
環境
- OS: Linux (Debian GNU/Linux 13 trixie)
- Gemini CLI バージョン: 0.1.18
-
作業ディレクトリ:
$HOME/gemini_workspace
はじめに
Kensington Slimblade Trackball は、その独特なデザインと操作性で多くのユーザーに愛されているトラックボールだよね!左右対称のデザインだから、実は両手で操作することもできちゃうんだ!本記事では、xinput
コマンドを使って、この Slimblade Trackball を両手仕様で快適に使いこなすためのボタン設定方法を解説するよ!両手操作にすることで、片手への負担を減らしたり、作業効率をアップさせたり、色々なメリットがあるんだから!😊
両手仕様のボタン設定の考え方
両手操作のメリットを最大限に引き出すには、左右のボタンをそれぞれ独立した機能に割り当てて、役割分担をすることがポイントだよ!例えば、左手でクリック操作、右手でスクロール操作や別の機能を割り当てることで、より直感的で効率的な操作が可能になるんだ。
xinput
を使ったボタン設定
Linux環境では、xinput
コマンドを使うことで、入力デバイスのボタン設定を自由に変更できるんだ!
1. デバイス名の確認
まず、設定したい Slimblade Trackball の正確なデバイス名を確認するよ。ターミナルで以下のコマンドを実行してみてね。
xinput list
出力の中から、Kensington Slimblade Trackball
の行を探してね。例えば、こんな感じで見つかるはずだよ。
⎜ ↳ Kensington Slimblade Trackball id=11 [slave pointer (2)]
2. ボタン番号の確認(xev
の活用)
もし、Slimblade Trackball 以外のマウスや、ボタンの割り当てが不明なデバイスで設定を行いたい場合は、xev
コマンドを使うと、ボタンが押されたときにどのボタン番号が認識されているかを確認できるよ!
ターミナルで以下のコマンドを実行してね。
xev
コマンドを実行すると、小さな白いウィンドウが表示されるから、そのウィンドウにマウスカーソルを合わせて、設定したいボタンを押してみてね。ターミナルに以下のような出力が表示されるはずだよ。
ButtonPress event, serial 37, synthetic NO, window 0x4a00001,
root 0x15c, subw 0x0, time 12345678, (123,456), root:(789,012),
state 0x10, button 1, same_screen YES
この出力の button 1
の部分が、押されたボタンの番号を示しているんだ。この番号を xinput set-button-map
コマンドの割り当てに活用できるよ!
xev
のウィンドウを閉じるには、ターミナルで Ctrl+C
を押してね。
3. ボタンマップの概念
xinput set-button-map
コマンドは、ボタンの割り当てを変更するためのものだよ。数字の並びでボタンの機能を指定するんだけど、それぞれの数字は以下の意味を持っているんだ。
-
1
: 左クリック -
2
: 中央クリック -
3
: 右クリック -
4
: スクロールアップ -
5
: スクロールダウン -
6
: スクロール左 -
7
: スクロール右 -
0
: ボタンを無効にする
3. 具体的な両手仕様のボタンマップの例とコマンド
今回は、右手と左手で使えるように、右上と左上を右クリック、右下と左下を左クリックに割り当てる例を解説するね!
xinput set-button-map "Kensington Slimblade Trackball" 1 3 1 0 0 0 0 3 0
このコマンドの 1 3 1 0 0 0 0 3 0
は、Slimblade Trackball のボタンを左から順に以下のように割り当てているんだ。
-
ボタン(左上):
3
(右クリック) -
ボタン(右上):
3
(右クリック) -
ボタン(左下):
1
(左クリック) -
ボタン(右下):
1
(左クリック)
この設定だと、左上と右上、そして左下と右下のボタンがそれぞれ右クリックと左クリックとして機能するようになるんだね!これで、左右どちらの手でもクリック操作ができるようになるよ!
今回の設定で無効にしているボタンについて:
Slimblade Trackball のボタンマップには、物理ボタン以外にもスクロールや中央クリックといった論理的なボタンの割り当てが可能だよ。今回の設定では、同時押しによる誤操作を防ぐため、これらの論理ボタンや、デフォルトで有効だったボタン8(スクロール右)を 0
(無効) にしているんだ。これにより、左右のクリック操作に特化したシンプルな両手操作を実現しているよ。
もし、他の割り当てを試したい場合は、上記の数字を組み合わせてみてね!例えば、中央クリックを割り当てたい場合は 2
を使うんだ。
設定の永続化
xinput
で行った設定は、PCを再起動すると元に戻っちゃうんだ。だから、PCを起動するたびに自動で設定が適用されるようにする必要があるよ。
1. シェル設定ファイルに追記する
一番簡単なのは、.zshrc
や .bashrc
といったシェルの設定ファイルの末尾に、先ほどの xinput set-button-map
コマンドを追記する方法だよ。
# .zshrc または .bashrc の末尾に追記
xinput set-button-map "Kensington Slimblade Trackball" 1 3 1 0 0 0 0 3 0
こうすることで、新しいターミナルを開くたびにコマンドが実行され、設定が適用されるようになるんだ。
2. デスクトップ環境のスタートアップスクリプトに登録する
より確実なのは、デスクトップ環境のスタートアップスクリプトに登録する方法だよ。これは使っているデスクトップ環境(GNOME, KDE, XFCEなど)によって方法が違うんだけど、例えば XFCE なら「セッションと起動」の設定からカスタムコマンドを追加できるよ。
まとめ
Kensington Slimblade Trackball は、xinput
コマンドを使うことで、あなたの使い方に合わせてボタンを自由にカスタマイズできる、とっても柔軟なデバイスだよ!特に両手操作の設定は、作業の快適さをグッと上げてくれるはず!
今回紹介した設定はあくまで一例だから、ぜひ色々なボタンマップを試してみて、あなたにとって一番使いやすい「マイ設定」を見つけてみてね!💖
本記事に記載されている情報は、特定の環境下での成功事例に基づいています。お使いの環境や設定によっては、記載通りの動作を保証するものではありません。導入の際は、ご自身の責任において実施してください。