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【Linux】マウスポインタ、ウィンドウ、スクリーンショットなどの操作に関するTips

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本記事は Worm Eaten と XP-PEN Deco 01 で執筆しました。

はじめに

Linux で様々な作業をしていると、マウス操作によるウィンドウの移動・サイズ変更などが意外に時間がかかることに気が付きました。複数のディスプレイを使っている場合、単純に右のディスプレイから左のディスプレイに移動するためにマウスポインタを移動、または参照用のブラウザと作業用のエディターを割り振る際にも、マウスポインターを操作していると気がつきにくいですが、積み重なるとかなりの時間を要します。

今回はマウスポインタやウィンドウの移動に関して工夫してみたことをいくつかお話します。

xdotool で左右のディスプレイの中央にマウスポインタを瞬間移動

xdotool はマウスポイントやウィンドウ操作をコマンドで制御できるツールです。

# G(LEFT)
xdotool mousemove 960 540

# G(RGHT)
xdotool mousemove 2880 540

QMK などで使用していない組み合わせを配置し、アプリケーションショートカットキーで割り当てます。

active_window_20250915185957.png

G(LEFT) をタップすると、マウスポインタが左側のディスプレイの中心に移動、G(RGHT) をタップすると右側のディスプレイの中心に移動する仕組みです。

active_window_20250915185938.png

ウィンドウマネージャーの設定を、マウスに従ってフォーカス に設定しておくことで、マウスポインタが左右に移動したタイミングでそれぞれのアプリケーションにフォーカスも移動するため、そのままキーボードやマウスの操作に入れるようになります。

xdotool で ウィンドウを指定したサイズと位置に移動

# 左側のディスプレイに指定したサイズで移動
xdotool getactivewindow windowsize 1900 900 windowmove 10 50

# 右側のディスプレイに指定したサイズで移動
xdotool getactivewindow windowsize 1900 900 windowmove 1930 50

active_window_20250915190515.png

以上の設定は、動画の撮影やgif画像の作成時のために設定した項目です。peek などのツールを利用する際に便利になっており、screenkey と組み合わせることで、リアルタイムに何のキーを入力しているかを伝えやすくなります。

ウィンドウマネージャーのキーボード設定で左右のモニターに移動

# F7
ウィンドウを左のモニターに移動
# F8
ウィンドウを右のモニターに移動
# F10
常に最前面化/解除の切り替え

以上はコマンドを利用せず、そのままのサイズで左右のモニターにアプリケーションを移動する方法です。

active_window_20250915190723.png

ふだんはこちらのショートカットで、作業するウィンドウを左右のモニターに移動しています。常に最前面化/解除の切り替えの設定もかなり便利であり、ショートカットの設定画面を最前面に保持したまま作業がやりやすくなるのでおすすめです。

Linux のマウスポインタやウィンドウの移動あれこれの動画

複数ディスプレイで作業する時に役立つスクリーンショットの設定

複数ディスプレイで作業する時、意外と困るのがスクリーンショットの撮影です。他にも様々なツールがありますが、今回は scrot を利用してコマンド + アプリケーションショートカットキーで実現しています。

左右両方のデスクトップを撮影

W_desktop_20250915191913.png

sh -c 'scrot ~/Pictures/W_desktop_$(date +%Y%m%d%H%M%S).png'

左側のモニターに表示されているデスクトップを撮影

L_desktop_20250915192238.png

sh -c 'scrot -a 0,0,1920,1080 ~/Pictures/L_desktop_$(date +%Y%m%d%H%M%S).png'

右側のモニターに表示されているデスクトップを撮影

R_desktop_20250915192157.png

sh -c 'scrot -a 1920,0,1920,1080 ~/Pictures/R_desktop_$(date +%Y%m%d%H%M%S).png'

アクティブでフォーカスしているウィンドウを撮影

active_window_20250915191942.png

sh -c 'scrot -ub ~/Pictures/active_window_$(date +%Y%m%d%H%M%S).png'

まとめ

マウスポインタやウィンドウ操作に関するコマンドも含めて、ブラウザ操作や各種アプリケーション固有のショートカットキーの最適化を進めていくと、直感的に最短な作業を行えるようになります。最初の頃はマウス操作でメニューや専用のボタンなどをクリックしていましたが、慣れてくるとマウスポインタを軽く動かすのみ、ほとんどはキーボードの操作で完結するようになりました。

現在は長年親しんだトラックボールを手放し、古いタイプですが、ペンタブレットでの作業を行っており、左手で片手キーボード、右手のペンで画像関連の細かな操作などを行えるようになり、ペンタブレットもなかなか良いなと感じているところです。

そもそも、左手で片手の時期が長かったためか、トラックボールからペンタブレットへの移行がスムーズだったことが非常に驚きです。

最近は動画関連や画像作成などを改めて操作を学んでいるため、同じようなことを趣味にされている方、こんなやり方あるよというものがあれば、ぜひともお声がけください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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