はじめに
WindowsでPython環境を構築する際、いろんな方法が出てくるので、初心者にとって何がベストか分かりません。
Pythonの場合は開発コミュニティが活発であるため、Python本体やライブラリも含めて頻繁にバージョンアップされます。
ただバージョンアップすることで、環境起因のバグが発生して、沼にハマってしまうことがあります。
そこで、このような問題を避けるため、バージョン別のPython仮想環境を構築するのが定石です。
今回、Python仮想環境を構築するシンプルな方法について、まとめます。
Python環境構築の流れ
1.インストーラを入手
2.インストール先ディレクトリを作成してPythonをインストール
3.仮想環境用のディレクトリを作成して仮想環境を構築
4.仮想環境にライブラリをインストール
#1. インストーラを入手
こちらのサイトからインストーラをダウンロードします。
#2. インストール先ディレクトリを作成してPythonをインストール
任意の場所にインストール先ディレクトリを作成します。
(今回はユーザディレクトリにpyverというフォルダを作りました。)
インストーラを起動してCustomize installationをクリックします。
インストール先ディレクトリを指定して、更にPythonバージョンがわかるようにディレクトリを指定します。(今回はpy383とした)
#3. 仮想環境用のディレクトリを作成して仮想環境を構築
仮想環境用のディレクトリを作成します。
(今回はユーザディレクトリにpyprojというフォルダを作りました。)
コマンドプロンプトを起動して、作成したディレクトリに移動します。
その後、先程インストールしたpythonのコマンドで仮想環境を作成します。
(今回はmy_envという仮想環境名として作成しました)
c:\Users\[ユーザ名]\pyver\py383\python -m venv my_env
[仮想環境名]\Scripts\activateと実行することで、仮想環境に切り替えができます。
pythonと実行することで、Python Shellが表示されます。
#4. 仮想環境にライブラリをインストール
pip installコマンドでPythonライブラリをインストールします。
インストール後、importすることができます。
まとめ
WindowsにPython仮想環境を構築して、ライブラリをインストールする手順をまとめました。
新しいバージョンのPythonが出た場合も、同様の手順で環境を構築することが可能です。
余計なシステムファイルが増えたり、環境変数が変更されるなど、PC環境を汚さず構築できるため、おすすめです。
以上です。