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フリーランスエンジニアが独学で論文を読み解いていく方法(1/n)

Last updated at Posted at 2020-05-08

 社会人になってから必要に駆られて論文を読むようになりましたが、まだまだ戸惑う事も多々あります。
近年、DeepLearningや機械学習といった分野が実用化されて来る中、
最新情報にアクセスしようとするとどうしても論文を紐解いていかなければならない事が多々出てくると思います。

そんな中、自分が調べたい分野があった時にどんな風にして調べていったら良いのか、
分野全体の流れはどうなっているのかをどうやって把握していったら良いか等、

あくまでも独学で自分なりにということなのですが、少しずつ紹介していけたらと思います。

#1.論文著者から流れを観る

まずは自分が気になる論文を観つけた際に最も上に書いてあるのはタイトルにつづいて著者です。
image.png

著者名からどんなことが解るかを考えていきたいと思います。

参考になるページがありましたのでURLを紹介しておきます。
参考ページ

論文の著者について、通常は、5 - 10 人程度が 1 報の論文の著者になります。
とくに重要なのは first author, corresponding author, last author です。

第一著者
First author
著者リストの最初に名前が来る人。その論文の研究をメインで行い、論文を書いた人がなるのが普通である。最近では equally contributed と言って複数の人が第一著者になる例も増えてきている。
第二著者
Second author
2 番目に名前が来る人。第一著者の次に貢献度が高いとみなされる。実験を教えた先輩、指導にあたった若手教員などがなることが多い。
連絡著者
Corresponding author
その研究に対して、責任者として連絡を受ける立場の人。責任著者とも。投稿に関する一連の手続き、共著者への連絡なども corresponding author の仕事である。
ラストオーサー
Last author
シニアオーサーとも呼ばれる。著者リストの最後に名前が乗る人。普通は研究室のボスがなる。Corresponding author と重複する場合も多いが、講座内で若手の研究者が主体的に研究を行った場合などには、そちらが corresponding author になる場合もある。

image.png

これはCharles R. Qi, Hao Su がFirst Authorということのようです。

そこで本論文のFirst Author とLast Authorについて調べてみます。

2020年5月現在
Charles Ruizhongtai Qi : Facebookにいるようです。
Hao Su : UC San Diego で助教授をされているようです。
Leonidas Guibas :
スタンフォード大学のポール・ピゴット・コンピューター・サイエンスおよび電気工学の教授であり、幾何学計算グループの責任者であり、コンピューター・グラフィックスおよび人工知能研究所のメンバーです。

それぞれ以下のようなプロフィールページが見つかりました。

image.png

この3名を基準に論文を探してみると以下のように3Dデータを用いたセグメンテーションの流れが観えてきます。
image.png

もちろん論文のAbstract, Introduction, Related Work, Referenceからも他の研究をしっかりと読み解いていく必要はありますが、著者名だけからでも大雑把なあたりが付けられます。

最新論文がどんどん更新される中、情報整理をしていきながら流れを観ていくことは本当に重要で、
日々是精進していかないといけないと思っています。

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